バッテリーの持ちは平均的
軽いから長持ちというわけではない
本連載恒例のバッテリーベンチで連続駆動時間を計測してみたところ、3時間56分という結果が出た。スマホの燃費を見ても突出した部分はなく、バッテリーの持ちは平均的である。同じ京セラの「URBANO」なども搭載している「省電力ナビ」アプリを利用すれば駆動時間の延長は期待できるが、本体の構造上、予備バッテリーを差し替える運用はできない。LINEなどを使いまくり、画面を点灯したままにする場合はモバイルバッテリーを携行した方が安心だろう。なおスマホの燃費は、バッテリー切れまでの時間(秒)/バッテリー容量(mAh)で算出した。
<バッテリーベンチの計測条件>
Wi-Fi接続でフル充電からYouTube HD動画を連続再生し、バッテリーが切れるまでの時間を計測。画面輝度は最大で常時点灯。音量は最小でスピーカーを使用。Wi-Fi/Bluetooth/GPS/アカウント同期はオン。省電力モードオフ。
スマホの燃費比較
- DIGNO R(Wi-Fi接続時)→7.9
- STREAM 201HW(AXGP接続時)→6.8
- GALAXY S II SC-02C(Wi-Fi接続時)→14.3
軽量化の影響でアレもコレも外付けです
世界最軽量端末の宿命か。はたまた軽量化の代償とでも言うべきか。DIGNO Rの本体にはワンセグのアンテナやmicroSDカードスロット、さらにSIMカードスロットカバーを爪の先で開けられるぐらいの大きさの凹みがない。つまりワンセグを視聴したり、microSDカードを読み書きするたびに以下の付属品が必要となるのだ。
今回は付属品を借用できなかったため実際に重量を計測できなかったが、比較的利用頻度の高そうなワンセグのアンテナとmicroSDカードリーダー/ライターを、DIGNO Rと一緒に常時携行するものと仮定すると、総重量は約100g前後になると推測できる。使い勝手はともかく、付属品を携行しても重量級端末より軽そうなのはうれしい。
とにかく軽さが命な人はDIGNO Rしかない
同じ京セラ製のハイスペック端末「URBANO」が搭載する急速充電やDLNA、MHLに非対応で、残念な点が一切ないと言えば嘘になる。が、そんな機能差などどうでもよいと思わせるほどの軽さがDIGNO Rの持ち味。毎日長時間スマホを操作する。スマホは軽いほど、そしてできる限り高機能な方がいい。そう考える人に最適なのがDIGNO Rである。
「DIGNO R 202K」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | 京セラ |
ディスプレー | 4.3型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約60×122×10.4mm |
重量 | 約94g |
CPU | Snapdragon MSM8960 1.5GHz (デュアルコア) |
内蔵メモリー(RAM) | 1.5GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 16GB |
外部メモリー | microSDHC(最大32GB) |
OS | Android 4.2 |
4G対応 | 下り最大76Mbps (SoftBank 4G) |
3G対応周波数 | 2.1GHz/1.5GHz/900MHz |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:約810万画素CMOS /イン:約32万画素CMOS |
バッテリー容量 | 1800mAh(交換不可) |
FeliCa | ○ |
ワンセグ | ○ |
赤外線 | ○ |
防水/防塵 | ○/○ |
連続待受時間 (3G/LTE) |
約500時間/約350時間 |
連続通話時間(3G) | 約780分 |
カラバリ | ターコイズグリーン/ピンク /ブラック/ホワイト |
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