7月21日時点で世界の登録ユーザー数が2億人を突破したLINE。向け無料通話・無料メールアプリとして2011年6月にサービスを開始して以来、登録ユーザー数は12年7月に5000万人を超えると、13年1月に1億を突破、4月には1億5000万人に到達していた。今年に入ってからは約3か月ごとに5000万人増という急成長を遂げたことになる。
LINEは日本をはじめ東アジア中心でサービスを展開していったが、新たにアジアのインドやフィリピンなどでユーザー数が増えたほか、ヨーロッパではスペイン、中南米ではブラジルやメキシコ、コロンビア、アルゼンチン、ペルーなどの国々でユーザー数が急拡大。成長スピードを加速させた。
しかし、LINEの勢いはこれだけではない。ブランドコンサルティング会社のリスキーブランドは毎年実施している「MindVoice調査」で、「SNS活用者動向」について分析したところ、日常的に活用(常用)しているSNSとしてLINEがトップに立ったのだ。
2013年5月時点でLINEは1094万人となり、2位はFacebookの906万人、3位はTwitterの782万6000人と続いている。mixiは439万6000人だったが、他のSNSに比べて唯一、常用者数が減少傾向にある。
世界の登録ユーザー数については、2億人までに急成長したとはいえ、人数の多さそのものはFacebookやTwitterに遠く及ばない。しかし、両SNSに比べてサービス開始時期が遅く、サービス期間が短いにもかかわらず、日本国内での常用者数がトップとなった今、国内外の展開が最も注目されるサービスであることは間違いない。
