ギリギリ3万円台のWindowsタブ「Surface RT」
ここまで自宅PCをHaswellに乗り換える手順を紹介したが、自宅PCの強化よりモバイル環境を便利にしたい、という人も多いはず。3万円台でモバイル環境を充実させたいならタブレットがおススメだ。
タブレットの便利さは、やはりビューワーとして気楽に使えること。ノートPCを開くと周囲に威圧感を感じさせるような場所でも、タブレットならあまり気にならない。しかし、iOSやAndroidタブレットでは基本的にウェブサイトの閲覧ぐらいしかできず、普段PCで利用している文書ファイルの利用には制限が出てしまうし、ウインドウ2つを同時に表示して相互に参照しながら作業をする、というPCならではの使い方は不可能だ。
そこでおススメなのがWindowsタブレット。「Surface RT」は先ごろ恒久的な値下げが発表され、32GBモデルなら3万9800円で購入できる機種となった。キーボードを重視したり、価格だけを追求すれば他社のWindows RT機という選択もあるが、スタイリッシュな外見やアクセサリーの多さ、そして何よりギリギリ3万円台というコストパフォーマンスでSurface RTを推してみたい。
Windows RTの特徴として、Microsoft Office 2013 RTがバンドルされ、Word、PowerPoint、Excelが使えること。互換ソフトではなく、本家マイクロソフトが作った本物のOfficeなので、表示が崩れるという問題もなし。
キーボードとしても使用できる「タッチ カバー」や「タイプ カバー」を購入してしまうと一気に価格は跳ね上がるが、Surface RTのいいところは単体でスタンドを内蔵し、立った状態で使えるため、汎用のBluetoothキーボードと組み合わせても問題ないこと。
最近ではポインティングデバイスまで装備したBluetoothキーボードも登場している(関連記事)が、手持ちで使い慣れたキーボードを使ったり、一時期話題になり、今でも入手可能なポケモンキーボード(関連記事)を使う手もあるだろう。
通常のWindows 8であれば使える豊富なデスクトップアプリがWindows RTでは使えないのは難点だが、Officeも入ってお買い得なのは間違いないだろう。
最新のIEEE 802.11acがお手頃価格で
「AtermWG1800HP」2台セット
もう1つ、3万円以下で購入できて、お値段以上にシアワセになれそうな製品がある。それは無線LANルーターだ。
これまでIEEE 802.11nの時代が長らく続いてきて、無線LANルーターも安定しきっていたが、今年になってIEEE 802.11ac(Draft)対応製品が登場。しかも、1万円以下の低価格な製品も発売されている。
ただし、問題は対応する機器が少ないこと。現在製品が登場しているものでは最高クラスとなる1300Mbps対応の無線LANルーターを購入しても、1300Mbpsに対応したPCまだほとんど存在しない。
そこで選んだのは、NECアクセステクニカの1300Mbps通信に対応した「AtermWG1800HP」の2台セット製品である「NEC AtermWG1800HPイーサネットコンバータセット」。現時点での大手家電量販店価格で2万8000円ほどで購入可能だ。
2台セットならば最初から親機と子機の設定が行なわれており、届いてすぐにLANの中継として利用可能だ。しかも、別々に買うよりも若干安い。
このセットは条件のいい環境なら100~200Mbpsに迫る速度が出る。DLNAに対応したレコーダーとテレビという組み合わせでも安定して使用できることが期待できる。今までIEEE 802.11nではうまくいかなかった通信も、IEEE 802.11ac(Draft)ならば大丈夫という可能性もある。
「どうもうちの無線LANは遅い」「つながりにくい」という場合は、無線LANルーターを買い換えてみてはいかがだろうか。これで通信環境が改善されれば、おそらく価格以上の恩恵を感じられるだろう。
というわけで、3回に分けて紹介してきた3万円台のお買い得製品特集。どれも買うなら今でしょ、という旬な製品ばかり。買い時を逃がさず検討してみてほしい。
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