3万円台のお買い得製品をおススメする特集の第3回目。PC関連のお買い得製品を紹介するのであるが、世間でHaswell、Haswellと騒がれるとやっぱりほしくなるのも人情。
PC好きの筆者が「今、3~4万円のお金で何を買う?」と聞かれたら、やはり真っ先に「Haswell」と答えるだろう。
そこで今回は、自宅のPCをHaswellに乗り換えてみたい。もちろん、3万円台でイチからHaswellの自作PCを作るのは不可能。このため、自宅のマシンから流用できるものは流用して、なんとか3万円台に収めてみた。
Core i5とH87チップセット搭載マザーを購入
3万円台で購入できるのは、どう考えてもHaswellのCPUとマザーボードだけだ。メモリー、SSD、ケース、電源、光学ドライブは以前使っていたSandy Bridge世代のものを流用することになる。逆に言えば、Sandy BridgeのPCから大部分のパーツが流用できる、ということだ。
メモリーはDDR3-1333の4GBを4枚使っていたが、幸いにして最新HasewllマザーではDDR3-1333かDDR3-1600が利用可能。メモリーは最高速でアクセスできないが、そこは我慢することにする。
心配なのは電源。Haswell対応電源と謳うものが登場していること。対応していないとダメなのか……?
しかし調べてみると、「Haswell対応」というのは小さい電流での動作確認がなされていることが主であり、小さいといっても50mA程度。そもそも電流が小さいからといって電圧が不安定になるような電源は本来あり得ないし、筆者は粗悪な電源をもともと選んでいないはずなので、そのまま使うことにした。
買う範囲が決まったら次にCPUとマザーの品定めだ。CPUはCor i7とCore i5の差が1万円ちょっと。奮発してCore i7、と言いたいところだが、3万円台でアップグレードというテーマからも、自分の性格からちょっとケチってCore i5に決定した。
Core i5もいろいろあるが、下から2~3番目に安い「Core i5-4570」を選択した。特に厳密に選んだわけではないが、通常クロックが3.2GHzと高めなのでサクサク感を期待したことと、低TDPタイプを選ばなかったのは以前の経験からアイドル時の省電力特性は高いTDPのものでも大差ないと思っていることからだ。
マザーボードの選択は難しかったが、今回は大事をとってインテル製のH87チップセット搭載「DH87RL」をチョイスした。MicroATXを選んだのは複数の拡張カードを装着する予定がないから。一時期ほどインテル製のマザーボードが盛り上がっておらず、価格的なメリットもないのだが、仕事用マシンのため安定が第一目標でもあるので無難な選択をしてみた。
今となってはあまりこだわる点ではないかもしれないが、ギガビットイーサネットのコントローラーがインテル製を搭載している点も、インテル製マザーボードを選ぶ理由のひとつである。
そして、実際に購入したものの合計金額は3万3259円、Core i5-4570が2万979円、DH87RLが1万2280円だった、
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