米フェイスブック傘下の写真共有サービス「Instagram」が、最長15秒間の動画を録画・投稿できるiOS/Android向けの新機能「Video on Instagram」を発表した。急速に普及するツイッターの動画投稿アプリ「Vine」に対抗した格好だ。
Video on Instagramは、Vine同様にスマートフォンのカメラで撮影した動画を共有できるサービスだが、その違いはまず撮影可能時間の長さ。最長6秒間のVineに対し、Video on Instagramは15秒間と、2倍以上の長さとなっている。加えて、Vineにはない動画専用のフィルタを内蔵していることや、撮影した動画の編集機能を備えているのも特徴だ。
昨年10月に、当時はまだあまり知られていなかった動画共有サービスのVineを買収したツイッターだが、今年1月にiOS版をリリースすると、その手軽さが受けて人気となり、1300万人のユーザーを獲得。さらにAndroid版もリリースし、ユーザー数を増やし続けている。
「写真版Twitter」などと呼ばれて人気を集めたInstagram。そしてそんなInstagramに対抗したツイッターは「動画版Instagram」とも呼ばれるVineで巻き返した。さて、Video on Instagramはどうなるか――フェイスブックvs.ツイッターの新たな展開に注目が集まる。