スマホでぱっと書いてさっと印刷できる
メモプリアプリはシンプル構成。プレビュー画面の下に入力フォームがあり、そこに印刷内容を打ち込むだけ。定型句を利用したり、過去の履歴などを呼び出すこともできる。
外出先で印刷したい内容が出た時に、メモしておくこともできる。文字列を入力してから、メニューから「メモを保存」をタップすればいい。文字入力が難しいときは、音声入力で保存することも可能。帰社したり帰宅したら、即呼び出して印刷できる。
手書き入力したデータを印刷することもできる。とはいえ、これは普通の付箋紙に書くよりも面倒なので特にメリットはない。手書きで何かメッセージを残したいが、MEP-F10を購入したために付箋紙が手元にない時などに使うくらいだろうか。
「ご確認下さい」「おすすめプランです」などといった定型文は、「定型句」メニューから一発入力できる。たいした文字数ではないので入力してもいいのだが、覚えておくと印刷時間の短縮に役立つ。
全面シールなのでラベル代わりにも使える
活用シーンは多彩だ。手帳ユーザーなら、ToDoやメモを貼り付けられる。流動的な予定の登録に利用すれば、日程変更があっても手帳を汚さずに済む。契約書など、記入方法に指示がある場合などに利用することもできる。その場合は、すぐに剥がせるようにテープの端を折っておくとラクだ。設定画面で「折り返し余白の選択」を有効にしておくと、折り返すための余白を追加できる。
テープの吸着力がそれほど強くないので、基本は付箋のような使い方がメインだが、ラベル代わりにも利用できる。オフィスの備品に所有者を貼り付けておくのもいい。会社の物と私物を簡単に見分けられる。剥がしても跡が残らないので、気軽に貼り付けられるのもうれしいところ。
メモプリはテープに裏紙がなく、そのまま貼り付けられるのが手軽。再剥離タイプというのも、気軽に使える一因となっている。オフィスや家庭に1台置いておきたいデバイス。スマホからがんがん印刷して、付箋・ラベルを活用してほしい。
筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。

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