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今後の新バージョンは「Creative Cloud」として提供

アドビの「CS」が「CC」へと名称変更、クラウド版と統合

2013年05月07日 21時55分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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Adobe Creative Cloud ウェブサイトより

 アドビは現地時間の5月6日、「Adobe Creative Cloud」をメジャーアップデートすると発表した。

 Adobe Creative Suite(CS)シリーズはAdobe Creative Cloud(CC)シリーズへとブランド名が変更され、今後新バージョンはCCシリーズとして提供されることになる。

 現状、同社ではパッケージ/ダウンロード版のCSシリーズと、サブスクリプション型サービスのAdobe Creative Cloudを併売しているが、この2つがAdobe Creative Cloudへと統一されるかたちだ。

 クラウド技術を利用したAdobe Creative Cloudに一本化することで、ユーザーがいち早く新機能を利用できたり、ネットワークを通じてデバイス間の連携が取りやすくなるメリットがあると同社は述べている。例えば、iPadで写真を撮影し、Photoshop Touchで移動中に修整を加え、パソコンでクラウド上のファイルにアクセスして仕上げるといった使い方ができるという。

 Creative CloudのメンバーはCS6以前のバージョンをダウンロードし、ローカルで利用することもできる。これによって、旧バージョンのCSユーザーとの互換性も確保できるとしている。なお、CSシリーズダウンロード版の提供および既ユーザーに対するサポートはそのまま継続されるという。

 オンラインポートフォリオサイト「Behance」との連携も図られた。ユーザーはCCソフトウェアから自分のポートフォリオを公開したり、気になるアーティストをフォローできるようになる。公開したファイルに対するコメントや更新状況の確認もCCソフトウェアから可能だ。

アップデートと同時に提供される新Adobe CCシリーズ

 メジャーアップデートと同時にCCシリーズのソフトウェア群もリリースされる。

 「Photoshop CC」となった新Photoshopは、3Dデザイン・解析ソフト「Photoshop Extended」が統合され、Photoshop Extendedでのみ利用可能だった機能が使えるようになった。レタッチ機能も強化され、修復ブラシの機能がアップしたほか、画像を歪めることなく全体像を補正するという「Uplightツール」なども新たに搭載された。

 また、「ぼかしギャラリー」や「条件付きアクション」「スマートオブジェクト」など、これまでAdobe Creative Cloudのメンバーのみが利用できた機能も追加された。

 「Illustrator CC」では文字タッチツールが強化され、編集可能な状態を保ったまま文字の移動、拡大縮小や回転が可能になった。この機能はマウス、スタイラス、マルチタッチの全てに対応するという。また、写真から作成したブラシの使用も可能になった。アート、パターン、散布ブラシにはラスター画像を含められ、複雑なデザインも単純なブラシ操作で容易く作成できるとしている。

 このほかにも「Dreamweaver CC」「Primiere Pro CC」「After Effects CC」「Adobe Muse CC」など、新たな機能と操作性を持った新ソフトウェアが提供される予定だ。

月額使用料は?

 このアップデートは6月に提供される見込み。個人版ユーザーの月額使用料は年間契約の場合、5000円となる。また、CS3からCS5.5までをすでに使用しているユーザーは、最初の1年間、月額3000円の特別料金で利用できるとしている。CS6のユーザーは、7月31日までの申し込みで月額2200円で利用可能だ。学生・教職員版の料金は月額4000円。6月25日までに申し込めば月額3000円で利用できるとしている。

 グループ版では、個人版の製品すべてに加え、100GBのクラウドストレージが利用可能。こちらは月額7000円となる。また、大手企業や教育機関、官公庁向けにはカスタマイズ可能なCreative Cloud エンタープライズ版も提供されている。

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