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Photoshop、3Dプリンターに対応

2014年01月17日 11時00分更新

文●小橋川誠己/Web Professional編集部

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 Photoshopのメニューから3Dプリンターにプリントできる——。1月16日、アドビ システムズが実施した「Creative Cloud」の一斉アップデートではPhotoshop CCに3Dプリント機能が追加された。

 3Dプリント機能は、3Dプリンター向けの出力設定や造形のプレビューを表示する機能。対応する3Dプリンターが接続されていれば、そのままプリンターから出力ができる。現在対応している3Dプリンターは、「3D Sytems Cube」「MakerBot」など。米国のオンライン3Dプリントサービス「Shapeways」に直接入稿もできる。3Dデータ自体は、Photoshopに従来からある3D機能を利用して制作する。

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3Dプリントのプレビュー。スキャフォールディング(足)の確認もできる

 1月16日に実施されたそのほかの主なアップデートは以下のとおり。

遠近法ワープ(Photoshop)

 写真の遠近感を調整する機能。既存の写真の構図の変更や合成に使える。スマートオブジェクトとして扱うので修正も可能。

スマートオブジェクトのリンク(Photoshop)

 IllustratorやInDesignのように、別のドキュメントをスマートオブジェクトとしてリンク配置できる機能。Webページのデザインカンプで使い回すロゴやナビゲーションなどの共有要素で使える。

ライブコーナー(Illustrator)

 パスのコーナーを直感的な操作で丸められる機能。

鉛筆ツールの改良(Illustrator)

 精度を「滑らか」にすることで、アンカーポイントが少ない、スムーズな曲線を描けるようになった。

パスのリシェイプ機能(Illustrator)

 ドラッグ操作で曲線の丸みを変更したり、直線を曲線にしたりできる機能。

SVG書き出しの強化(Illustrator)

 「レスポンシブ」オプションが追加され、可変SVG画像を書き出せるようになった。

Typekitのデスクトップ利用

 Webフォントサービス「Typekit」の欧文フォントをデスクトップフォントして利用できる機能。従来からのPhotoshopに加えて、IllustratorやInDesignでも利用できるようになった。

Behanceへの公開

 PhotoshopとIllustratorのファイルメニューから、作品共有サイト「Behance」へファイルを直接公開できるようになった。


 アップデートの詳細は、アドビの「 Creative Cloud 道場ブログ」で紹介されている。

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