近年、スマートフォンアプリを利用したマーケティングが急増している。そんな中、NTTコミュニケーションズが最新のAR技術に加えゲーミフィケーションの要素を織り込んだアプリ「とるトルペ」を開発。アインファーマシーズの協力のもと、25日よりO2Oマーケティングの実証実験を実施している。
アプリを使ったマーケティングをより効果的な020に結びつけるためにNTTコミュニケーションズが着目したのが、ゲーミフィケーションの要素。アインのドラッグストアチェーン「アインズ&トルペ」の顧客を対象とした同アプリには、カメラで映した自分の顔に様々なアイテムを組み合わせて加工できる「ARミラー」や、店舗内のマーカーを撮影するとくじ引きに参加できる「ARくじ引き」など、ユーザーが楽しみながら店内で買い物ができる様々な機能が用意されている。
実証実験期間は4月25日~7月31日。対象店舗は「アインズ&トルペ」札幌地下街店および渋谷センター街店となっている。NTTコミュニケーションズは、この実証実験を通じて、店舗への集客や店舗内の回遊状況、販売促進効果、ユーザーの声などを検証し、今後の商用化を検討するとしている。
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