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Apple Geeks 第111回

こうすれば「フォトストリーム」が変わる!

2013年04月19日 10時30分更新

文● 海上忍(@u_shinobu

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フォトストリームと組み合わせて便利なアプリも

 サードパーティー製品にも「写真を効率よく扱う」ことを目指すアプリが登場している。ここに紹介する「AirLib」は、アプローチはフォトストリームと異なるが、iPhoneに貯まる一方の写真をムダなく・広範囲に活用できるという点で共通している。

 AirLibは、簡単にいえば「iOSデバイスで撮影した写真をLANに公開するアプリ」だ。軽量・軽快なHTTPサーバーライブラリーの「Cocoa HTTP Server」を内蔵、Webサーバーとして機能することで、Apple以外の製品でもiOSデバイス上のカメラロール/アルバムにアクセスできる。

トップ画面のスイッチをオンにすると、iOSデバイス上のカメラロール/アルバムがLAN上に公開される。認証コードを設けることも可能だ

 写真のダウンロードだけでなく、アップロードできる点もうれしい。Macを例にすると、ブラウザーで所定のアドレス(トップ画面に記載される)へアクセスし、「Upload」タブを開きそこへ写真をドラッグ&ドロップすればOK。こうすれば、Macにあるデジイチの写真も、ワイヤレスで簡単に自分のiOSデバイスへ取り込める。

iOSデバイス上のカメラロールを閲覧することはもちろん、ファイルをアップロードすることもできる。Macに取り込んだRAW画像や、スクリーンショットの受け渡しに重宝しそうだ

 フォトストリームを使えば、さらに便利になる。AirLibが動作するiPhone(フォトストリーム有効)と、友人のMacとの組み合わせを例に説明してみよう。

 まず、友人のMacからAirLibへアクセスし、写真をアップロードしてもらう。それら画像はiPhoneのカメラロール/アルバムへ追加されるので、自動的にiCloudへと転送される。iPhoneはフォトストリームが有効なので、自分のMacやiPadなどiPhoneと同じApple IDでヒモ付けられたデバイスへ画像がプッシュされる……という流れだ。サイズが大きくメールに添付できないRAW画像の転送などに使えるはずだ。

iOSデバイスに画像ファイルがアップロードされると、このようにトップ画面で確認できる

 なお、AirLibではミュージックライブラリーも公開対象となるので、iPhone上の音楽を他のデバイスへ転送する目的にも使える。著作権上問題のない楽曲を友人同士で聴き合う、といった楽しみ方もできそうだ。

AirLib App
価格250円 作者feedtailor
バージョン1.0.2 ファイル容量3.6 MB
対応デバイスiPhone 3GS以降、iPod touch(第3世代以降)、およびiPad 対応OSiOS 6.0以降

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