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T教授の「戦略的衝動買い」 第237回

タッチでスマホのラクラク設定変更「Xperiaスマートタグ」

2013年04月03日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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テザリングモードにサクッと移行
タグの持ち運びもキーホルダー感覚で

LiveScribe社のWi-Fiスマートペンを出先で使うことの多い筆者は、テザリングモードを白のスマートタグに設定することにした

LiveScribe社のWi-Fiスマートペンを出先で使うことの多い筆者は、テザリングモードを白のスマートタグに設定することにした

 スマートフォンのテザリング機能をよく使うユーザーにも、このスマートタグは有用だ。筆者は、初期設定ではオフィス用のタグとしてセットされている白いタグを“テザリング専用タグ”として再設定して使っている。タグの目的が簡単にイメージできるように背景のグラフィックもユーザーが自由に変更可能だ。

まずは、テザリングモードのシンボリックな背景として、撮影したWiMAXモバイルルーターの画像を使用した

まずは、テザリングモードのシンボリックな背景として、撮影したWiMAXモバイルルーターの画像を使用した

具体的な設定内容は、開始アクションにBluetoothのオフ、Wi-Fi機能のオン、同じくWi-Fiテザリングのオンの3点だ。終了アクションは、それらの設定をすべてもとに戻すアクションだ

具体的な設定内容は、開始アクションにBluetoothのオフ、Wi-Fi機能のオン、同じくWi-Fiテザリングのオンの3点だ。終了アクションは、それらの設定をすべてもとに戻すアクションだ

一番大事なWi-Fiテザリングの設定をオンにして、パスワードなどの設定も、その時、同時に行なう

一番大事なWi-Fiテザリングの設定をオンにして、パスワードなどの設定も、その時、同時に行なう

 テザリングの開始アクションには、Bluetoothのオフと同時に、Wi-Fi機能のオンと、Wi-Fiテザリングのオンを選択、終了アクションはそれら3つの設定を元通り復帰する設定を行なった。

実際に、白いスマートタグを筆者のXperia Zをかざして読み取った時の画面。Wi-Fiテザリングが自動的にオンとなっている

実際に、白いスマートタグを筆者のXperia Zをかざして読み取った時の画面。Wi-Fiテザリングが自動的にオンとなっている

スマートフォンのテザリング機能を頻繁にオン/オフするユーザーなら、その機能を登録したスマートタグをカバンに取り付けておけば、細かな設定を行なったり、考えることなく目的を実行できて極めて便利だ

スマートフォンのテザリング機能を頻繁にオン/オフするユーザーなら、その機能を登録したスマートタグをカバンに取り付けておけば、細かな設定を行なったり、考えることなく目的を実行できて極めて便利だ

 これで、LTEや3Gの通信機能のないWi-FiのみのiPadや筆者愛用のWi-Fiスマートペンなどを使いたくなったら、白いタグをXperia Zでなぞるだけで、即座に筆者のXperia ZはLTE対応のモバイルルーターに変身する。タグは普段使いのカバンの持ち手に取り付けたりすると便利に使えるだろう。

社内のスマホ設定を登録したスマートタグなら社員IDカードと一緒に持ち歩けば便利かも……

社内のスマホ設定を登録したスマートタグなら社員IDカードと一緒に持ち歩けば便利かも……

チャリに乗るときの設定を登録したスマートタグなら出かける前に必ず装着する腕時計や自転車のハンドルなどに取り付けておけば便利

チャリに乗るときの設定を登録したスマートタグなら出かける前に必ず装着する腕時計や自転車のハンドルなどに取り付けておけば便利

筆者は、玄関のドアの内側に外出するときのモードを登録したスマートタグを取り付けている。しかし、帰宅した時に時々タッチを忘れて、大音響でスマホが着信したりして驚くのは愛嬌のうちだ

筆者は、玄関のドアの内側に外出するときのモードを登録したスマートタグを取り付けている。しかし、帰宅した時に時々タッチを忘れて、大音響でスマホが着信したりして驚くのは愛嬌のうちだ

 スマートタグは、本体にある小さな穴を活用して、キーホルダーの様にして、カバンに取り付けたり、IDカードと一緒にぶら下げたり、多少取り付け方法は考えないといけないが、腕時計に取り付けたり、時には玄関のドアの内側や外側に貼り付けて、外出時や帰宅時に活用することも可能だ。クルマに乗る人ならクルマのキーホルダーに取り付けたり、ダッシュボードに貼り付けることも有用だ。

 現在のXperiaスマートタグは、エンジニアやスマートフォンの設定をいとも簡単にやってしまえるマニアックなガジェットユーザーが購買対象の様に思えるが、それは本来の目指す姿ではないだろう。

 近い将来、金融系のカードやIDカード、ICT機器同士の連携や面倒な接続設定が必要なルーターなどの通信機器、Bluetoothキーボードやオーディオビジュアル機器等に広く埋め込まれ、意識することなく生活を便利にしてくれる道具となることを期待したい。

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム:Xperia Smart Tags (Xperiaスマートタグ)

価格:Amazonにて1480円で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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