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T教授の「戦略的衝動買い」 第237回

タッチでスマホのラクラク設定変更「Xperiaスマートタグ」

2013年04月03日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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スマホの設定をタグにタッチで切り替えられる
「Xperiaスマートタグ」

4色のスマートタグの入ったバルク商品のキットをAmazonで購入

4色のスマートタグの入ったバルク商品のキットをAmazonで購入

 筆者がAmazonで購入したXperiaスマートタグ(NT1)というキットには、NFC機能付きのスマートフォンに対応したカラフルなRFIDの入ったスマートタグが4個と取扱説明書、スマートタグを壁面や持ち物などに貼り付けるための3M社製の丸い両面テープが4枚同梱されている。

サイズはほぼ500円硬貨と同じ。ストラップを取り付けていろんなモノにぶら下げることもできる

サイズはほぼ500円硬貨と同じ。ストラップを取り付けていろんなモノにぶら下げることもできる

 赤、黒、青、白の4色スマートタグには、おのおの出荷時に場所による最適なアクションを実行するイベントが登録されている。赤は「自宅」、黒は「寝室」、青は「クルマの中」、白は「オフィス」となっており、それぞれの環境にピッタリだと思われる設定を想定して、Wi-Fi機能やBluetooth機能のオン/オフ、着信音のオン/オフやボリュームコントロール、特定アプリケーションの自動起動などが登録されている。もちろん、不要なら削除したり別のアクションを登録することも可能だ。

スマートタグを感知させるには、スマホに「スマートコネクト」というアプリが必要だ。Android 4.0以降なら標準搭載しているスマホもそこそこある。Playストアから無料でダウンロードもできる

スマートタグを感知させるには、スマホに「スマートコネクト」というアプリが必要だ。Android 4.0以降なら標準搭載しているスマホもそこそこある。Playストアから無料でダウンロードもできる

 スマートタグで実現する機能をスマートフォン上で登録、管理するためには「スマートコネクト」と呼ばれるクライアントアプリケーションが必要だ。筆者のXperia Zには当初からプリロードされていたが、Playストアから最新版をダウンロードすることもできる。

 スマートコネクトはAndroid 4.0以降を搭載しているスマートフォンで動作保証されている。

タグの設定を変更してみた

青いタグを使って「映画館に入る」設定をやってくれるタグを作ってみた

青いタグを使って「映画館に入る」設定をやってくれるタグを作ってみた

 ひとまず筆者は、黒(寝室)と赤(自宅)の環境設定を登録したタグだけには手を加えずに、クルマを所持せず使う機会のない「青」(クルマの中)と「白」(オフィス)のタグの登録内容を消し去り、別の目的で使うことにした。

すでにほかの目的で設定されていたイベント名を「映画館に入る」に変更

すでにほかの目的で設定されていたイベント名を「映画館に入る」に変更

 まず青のタグは映画やお芝居を見るとき用に「映画館に入る」というイベント名で設定変更してみた。

 スマートフォンのNFC機能をオンにして、スマホ背面のNFCリーダーの位置(FeliCaアイコンのある場所)で、目的のタグをなぞると、現在設定されている「クルマの中」の設定が表示される。まず最初に「映画館に入る」という名前を新しいイベント名として変更入力、登録した。

開始アクションと終了アクションを選択して決定するだけ

開始アクションと終了アクションを選択して決定するだけ

開始アクションはスマホ設定メニューの中から任意のものを選択して登録

開始アクションはスマホ設定メニューの中から任意のものを選択して登録

終了アクションは基本的には、開始アクションで設定した実行項目の復帰であることが多いが、開始アクションと同じ設定メニューからの選択、登録を行なう

終了アクションは基本的には、開始アクションで設定した実行項目の復帰であることが多いが、開始アクションと同じ設定メニューからの選択、登録を行なう

 設定の項目は、基本的に「条件」と呼ばれる1日のうちの時間帯、およびその繰り返し設定、「開始アクション」と呼ばれる最初にタグをなぞった場合の実行項目、「終了アクション」と呼ばれる再度同じタグをなぞった場合の終了の実行項目の3つだ。

設定した「映画館に入る」イベントの全容を見てチェック。使用する画像も自分の好きなオリジナルを使用できる

設定した「映画館に入る」イベントの全容を見てチェック。使用する画像も自分の好きなオリジナルを使用できる

設定したスマートタグをXperia Zで読み込ませると、イベント名の表示とともに、サウンドモードがサイレントになっていることが画面から分かる

設定したスマートタグをXperia Zで読み込ませると、イベント名の表示とともに、サウンドモードがサイレントになっていることが画面から分かる

続いて、Wi-Fi機能も「OFF」に実行されたことが画面上から理解できる

続いて、Wi-Fi機能も「OFF」に実行されたことが画面上から理解できる

 「映画館に入る」の開始アクションに「サウンドモードのサイレント」(消音)とWi-Fi機能のOFFを選択。終了アクションには、再度、サウンドモードとWi-Fi設定の復帰を行なうために、サウンドのオンとWi-Fiのオンを設定した。

Xperia Zの背面上部あるFeliCaアイコンのところをスマートタグに接近させると感知して、あらかじめ決めた動作を実行する。背面カバーやケースは読み取り効果を低下させるので薄いものやバンパータイプにしたほうが無難だ

Xperia Zの背面上部あるFeliCaアイコンのところをスマートタグに接近させると感知して、あらかじめ決めた動作を実行する。背面カバーやケースは読み取り効果を低下させるので薄いものやバンパータイプにしたほうが無難だ

映画館を出て、同じスマートタグにXperia Zをかざすと「映画館に入る」イベントが「終了」して、サウンドモードとWi-Fi機能は映画館に入る前と同じ状態に復帰され、画面上にその結果が表示される

映画館を出て、同じスマートタグにXperia Zをかざすと「映画館に入る」イベントが「終了」して、サウンドモードとWi-Fi機能は映画館に入る前と同じ状態に復帰され、画面上にその結果が表示される

 実際に、映画館に入る前に青いタグを筆者のXperia Zの背面でなぞると、起動音とバイブレーションの後、サウンドモードの消音とWi-Fi機能のオフが設定されたことが画面上に表示される、映画を観終わり、映画館を後にした時に再度、同じ青いタグをなぞると、サウンドモードとWi-Fi機能が復帰される仕組みだ。

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