ソニーからデジタルカメラ3モデルが発表された。20倍超の高倍率ズームモデルが2機種と、スタイリッシュなタフネスモデルが1機種という個性的な製品が投入される。
天体撮影もできちゃう!?
光学50倍ズーム機「HX300」
3月8日発売の「HX300」(予想実売価格5万3000円前後)は、光学50倍(24-1200mm)ズームレンズを内蔵する高倍率機ハイエンドモデル。超解像技術を用いることで、画質劣化の少ない100倍のデジタルズームも利用可能だ。
レンズはカールツァィス Vario-Sonnar T*コーティングとなっており、不要な反射光を低減する。
手ブレ補正は新開発の2群防振機構を採用。内蔵レンズ群のうち、後方の小さいレンズを動かすのではなく、前方の大きなレンズを動かすことで、最望遠時の補正エリアを従来比で約2.7倍に拡大した。
AFも高速化され、最速で0.15秒、望遠側でも0.22秒で合焦するという。
撮像素子は1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーで、解像度は有効2040万画素。ISO 12800までの感度設定が可能だ。
背面には3型(約92万画素)の液晶ディスプレーを搭載。上下にチルトする。本体サイズは幅129.6×奥行103.2×高さ103.2mm、重量は約650g(バッテリー込)となる。
世界最小・最軽量な光学20倍ズーム機
「WX300」
3月15日(一部のモデルは4月5日)に発売される「WX300」は、幅96×奥行25.7×高さ54.9mmというコンパクトなボディーに光学20倍(25-500mm)ズームレンズを内蔵。重量は166g(バッテリー込)で、20倍以上の光学ズームを搭載するコンパクトデジカメとしては世界最小・最軽量だという。
撮像素子は1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーで、解像度は有効1820万画素。AFは最速で0.14秒で合焦するという。
オート撮影モードの「プレミアムおまかせオート」は認識パターンが従来の33通りから44通りに強化され、特に暗所での被写体ブレに強くなった。さらにフラッシュ撮影時には背景まで明るく撮れるようにISO感度を自動で調整する機能も搭載された。
また、被写体(人物)の顔を美しく補正する「ビューティーエフェクト」や、カメラ本体を振ることで360度のパノラマ写真が撮れる「360スイングパノラマ」といった撮影機能も新たに搭載。
加えて、本機は無線LANを内蔵しており、スマートフォンに撮影した写真を転送したり、スマートフォンからカメラのシャッターを切ったりもできる。そのほか、1回の充電で500枚の撮影が可能なバッテリー性能も特徴となっている。
