ソニーから、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」の新製品4機種が発表された。いずれも1月25日発売予定だ。まずはCMOSセンサー搭載機を紹介しよう。
手ブレ補正と暗所撮影機能を強化した「WX200」
有効1820万画素の裏面照射型CMOSセンサーと光学10倍ズームレンズを搭載する「DSC-WX200」(予想実売価格2万8000円前後)は、手ブレ補正の精度を強化。望遠撮影時で従来機種よりもシャッタースピードを約2段分遅くしてもブレない撮影が可能という。
また、夜景の撮影機能も強化。オート撮影モードの「プレミアムおまかせオート」で暗い場所での動き検出が追加されたほか、フラッシュ撮影時により遠くまで明るく写せるようにISO感度を自動調整する「アドバンスフラッシュ」機能が搭載された。
本機は従来機種と同じく無線LANを内蔵しており、スマートフォンとの連携が可能。新機種では新たにスマホからライブビューを確認し、シャッターも切れる「スマートリモコン」アプリに対応している。
また、撮影画像のスマホへの転送に関しても、従来はスマホからの操作のみしかできなかったのに対して、新機種ではカメラ側の操作で画像の転送ができるようになり、撮影直後に画像をスマホの高精細な画面ですぐに確認できる。
撮影機能では新たに「ビューティーエフェクト」を搭載。撮影画像に写る顔を認識し、肌をなめらかにしたり、目の部分を大きくしたり、歯や肌の色を白くしたり、テカリを除去するなどの画像処理を行なう。
そのほか、特殊効果の「ピクチャーエフェクト」の一部が、パノラマ写真や動画にも適用可能になり、パノラマ写真は360度の撮影が可能となった。
光学8倍ズームのスタンダードモデル「WX60」
CMOSセンサー搭載機としては、「DSC-WX60」(予想実売価格2万3000円前後)も同時に発売される。有効1620万画素の裏面照射型CMOSセンサーと光学8倍ズームレンズを搭載。
WX200の手ブレ補正や無線LAN機能などは搭載しないが、ビューティーエフェクトやピクチャーエフェクトのパノラマ&動画対応、360度のパノラマ撮影、アドバンスフラッシュなどは本機も搭載する。