このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

ガンダムUC ep6 発売記念! ホビー大好き編集者座談会 第1回

『機動戦士ガンダムUC』はこだわりたっぷりの音響にも注目すべし

AV評論家も大興奮「ガンダムUCの見どころはココ!」

2013年03月26日 11時00分更新

文● 外村克也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ガンダムUCはバーニアとビームサーベルに注目せよ

吉川 「ちょうどいま、ガンダムフロント東京の有料ゾーン内のミュージアムスペースで『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展』をやっていて(4月18日まで開催)、絵コンテをはじめとする資料が展示されているんです。

 で、よく見るとビームサーベルの形がシーンごと、機体ごとに指定されていたり、兵器の種類によって爆発を描き分けるよう指示されていることがわかる。あと、バーニアのスラスターの光表現は、いくつかの表現を組み合わせて作る……みたいな例がズラっと。かなり興奮するよ」

お台場のガンダムフロント東京では4月18日まで、『ガンダムUC』のレイアウト原画や映像制作資料を展示した『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展』を開催中

電撃オンラインのガンダム担当(その1)・太田。“ガンダムイベントあるところ、太田記者の姿あり”と称される猛者

太田 「僕はガンダムUCを観て最初に震えたのが、モビルスーツ戦でのバーニアなんです。個人的に盛り上がるところでもあるんで、バーニア描写の設定資料だけでも見に行きたいですね(笑)」

―― サラウンドで聴くとモビルスーツ同士がビームサーベルで切り結びながら画面内を移動する際、ビームサーベルの効果音も一緒に付いて回ったりしますよね。見どころはもちろんだけど、聴きどころも多い。

鳥居 「これは氷川竜介さんに教えてもらって初めて気づいたんだけど、1話でオードリーが落ちてバナージが助けるまでのシーンは、空気の密度を表わすために、音の反響具合が細かく変わっていく。にもかかわらず、わざとらしくは感じない」

太田 「……ああ! オードリーが落ちている場面と、プチモビにバナージが乗り込む場面は同時進行で描写されてましたが、確かにそれぞれ音の跳ね返り具合が違っていたような」

鳥居 「そのへんを味わうためにも、BDを買う人はなんとか音響設備を整えて楽しんでほしいなと思います。そういえば、ストーリーの福井氏がAV専門誌で書いてるコラムに載っていたんですけど、ビームライフルの音を作るために、グラインダーを使って実演してる姿が映像特典に入るようです」

石川 「グラインダーの駆動音を加工しているという話自体は有名ですが、実演風景はかなりレアですねぇ!」

―― 極端な話、絵は60インチのテレビを買えばいいやと開き直れるんですけど、音は隣人や広さなど住宅事情と直結するので、音量を上げたり、スイートスポットにリアスピーカーをきちんと置いたりするのは難しいですよね。このへんの解決策はありませんか?

鳥居 「価格はちょっと高いですけど、昨今のヘッドマウントディスプレイはいいですよ。あれは浸れますね。2メートルぐらい向こうに70~80インチ級の画面が浮かんでいるように感じられます」

電撃オンラインのガンダム担当(その2)・石川。「機動戦士ガンダムオンライン」には一家言ある敏腕記者

石川 「画素数はどれくらいですか?」

鳥居 「製品によるけど、1280×720まで出る機器もあります」

太田 「じゃあ、ブルーレイなら不足はないですね」

鳥居 「しかも高級機ならバーチャルサラウンド装備なので、およそ7万円程度で絵と音が同時に揃っちゃう。そしてイヤホンだから誰にも迷惑かけずに結構満足できる。ぜひこの機会にお試しを、と言う感じです」

太田 「住宅環境まで整える苦労を考えれば、かなり手っ取り早いですね」

石川 「眼鏡はかけっぱなしで観られるんですか?」

鳥居 「もちろん、かけっぱなし。ただ、アニメを観る程度は問題ないのですが、FPSなど激しいゲームは厳しいかも。いわゆるビューファインダーのような視度調整がない製品だと、右目と左目で視力が違う人だと脳が疲れてきます(笑)」

【悲報】記者はイベント上映会場でBDを買えない

太田 「ガンダムUCはウィンドウというか、ファンに見せる順番がちょっと面白いですよね。最初はまず上映イベントと配信で、BDとDVDがその後に出る。アニメってテレビで無料視聴した後、BDを買ったり映画館に行ったりすることが多いので新鮮です。

 上映イベントの会場でBDが買えるというのも画期的ですよね。よく考えればBDが欲しい一番のタイミングって映画館出た瞬間ですから理にかなっている。まあ、僕は毎回上映イベントの取材に行くのですが、あくまで取材なので当然BDは買えませんけど(笑)。チケットの半券もないし、そもそも購入するヒマがない。

 でも、映画館で観てしまうとBDの一般発売が待ちきれなくて、帰宅したらPlaystation® Storeの有料配信であの感動をもう一度……となるわけです。HD画質で3日間見放題ですしね」

上映イベントを取材しつつ、有料配信も利用して、さらに初回限定版BDを買うという電撃オンライン・太田。UCファンの鑑といえよう!?

鳥居 「ビデオレンタルと単純に比べると高価かもしれないけど、上映イベントと同時、しかもBD一般販売より数週間前に借りられるので……」

―― じつは案外お得では。

石川 「でも結局、一般販売日にBDも買っちゃうんですよね?」

太田 「そりゃもちろん(笑)」

吉川 「有料配信やBDの一般販売を待つのもいいですけど、上映イベント期間中なら一度会場に足を運んで欲しい。アニメの戦闘シーンを大音量かつリアルサラウンドで体験できる機会ってじつはあまりないので。

 そして何より、会場限定のBDは特典が豪華! 生フィルムや特製シナリオ冊子が付いてくる」

―― 店頭で購入できる初回限定版とは別に劇場限定版もあるんですか?

吉川 「うん。上映イベント限定の物販もある。だから、イベントは行く価値あり」

イベント会場限定商品にはガンプラも! 今回はHGUC 1/144 ローゼン・ズールの「劇場限定エリートローズガードクリアVer.」がラインナップされている(が、この記事が公開されている頃には売り切れかも)

石川 「そういえば博物館を使ってのガンダムUCイベントがありましたよね」

初回限定版には『貴婦人と一角獣』をあしらったDISCジャケットが封入される

吉川 「上野の国立科学博物館で開催された『機動戦士ガンダムUC FILM&NIGHT MUSEUM episode 6 世界最速上映会』ですね。

 最速上映というプレミア感だけじゃなくて、福井晴敏さんが毎日トークショーしたりと、ファンには必見のイベントでした。じつはこの展示会の記事を書くために調べていたら、なんと本物のタペストリーを発注した家の名前もビストだったことに気づきまして」

鳥居 「へぇー。すごい!」

吉川 「正確にはフランスのヴィスト家が発注したと伝えられているものらしいです。『あっ、ネタ元これかー』と」

―― 読者からは『今ごろ気づいたのかよ!』と突っ込みがきそうですが、まあ、ゆるふわ座談会なので許してね(笑)。

3月22日(金)、episode 6「宇宙と地球と」BD/DVD一般販売開始!

『機動戦士ガンダムUC』episode 6 3月22日一般販売開始(発売元/販売元:バンダイビジュアル)

■BD初回限定版 8190円(税込)
BCXA-0689:214分(本編DISC 78分+特典DISC 136分)/ドルビーTrue HD(5.1ch)・ドルビーデジタル(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9(1080p High Definition)/日本語・英語・仏語・西語・中国語繁体字(広東語・北京語)字幕付 ※日本語・英語音声を収録
【初回限定版特典】特典DISC 『機動戦士ガンダムUC FILM&LIVE 2012 Reader's Theater“hand in hand”』(トークショーパートを含む完全収録版)、『機動戦士ガンダムUC making of episode 6』/『FILM&LIVE 2012』特製進行台本
【初回特典】カトキハジメ描き下ろし特製スリーブ
【毎回封入特典】16P 特製ブックレット
【毎回映像特典】1-5ダイジェスト映像、PV集
発売元/販売元:バンダイビジュアル

※その他、BD通常版6090円(税込)、DVD版5040円(税込)も同時発売。

BD初回限定版は8190円(税込)。構成 福井晴敏、音楽 澤野弘之による朗読&ライブイベント『FILM&LIVE 2012』およびepisode 6メイキング&インタビュー映像を収録した特典DISC、そして『FILM&LIVE 2012』の特製進行台本が付属

(C)創通・サンライズ

前へ 1 2 次へ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中