キヤノンは2月4日、A2サイズ対応のデジタル複合機「キヤノン imageRUNNNER iR W940/W940N」を発表した。
iR W940はコピー機能に特化したモデルで、iR W940Nはプリント、フルカラースキャン、自動原稿送り、自動両面印刷、赤黒ツインカラー印刷機能などに対応したモデル。
「iR W840/W840N」の後継機で、主に設計・土木・建築関連企業や官公庁での利用を想定しているという。オプションの「A2 FAXボード・TG4」を装着すれば、ファクス機能も利用できる。
従来機種に比べてセキュリティー機能が強化された。内蔵HDDに残るコピーやプリントのデジタルデータを消去・暗号化する機能、使用者ごとのコピー/プリントの上限を設ける機能、出力物に印刷日時と出力者を印字する機能、FAX番号の押し間違いを抑止する「宛先繰り返し入力」機能を新たに搭載。情報の漏洩や流出を防ぐという。
また、A2サイズまでのドキュメントを解像度600dpiのフルカラーでスキャンでき、スキャンした画像は高圧縮のPDFに変換したり、USBメモリーやSDカードに直接保存できる。自動原稿送り装置を利用すれば、A4サイズ横で毎分40枚の連続スキャンが可能だ。
オプションの「赤現像ユニット・TG4」を装着すれば、一度の読み取りで赤/黒2色の同時コピーが可能。プリンタードライバーも新しくなり、CAD出力に加え、ExcelやWord、PDFなど、様々なフォーマットの赤黒2色プリントにも対応した。
よく使う印刷設定を登録する「かんたん設定」機能も新たに搭載された。さらにVGAのカラータッチパネルを採用することで、従来機種に比べて操作性が高まっているという。
発売は2月中旬で、価格はiR W940が176万円、iR W940Nが244万円。
型番 | iR W940 | iR W940N |
---|---|---|
コピー | ○ | ○ |
プリント | オプション※1 | ○ |
スキャン | オプション※1 | ○ |
両面印刷 | オプション※2 | ○ |
ファクス | オプション※3 | オプション※3 |
読み取り解像度 | 600×600dpi | |
書き込み解像度 | 600×600dpi | |
複写サイズ | 用紙サイズA2〜郵便はがき | |
連続複写速度 | A2:14枚/分、A4横:40枚/分 | |
重量 | 約188kg | 役218kg |
本体寸法 | 幅780×奥行854×高さ1098mm | 幅780×奥行854×高さ1242mm |
※1「A2コントローラー・TG4」が必要。
※2「自動両面ユニット・タイプ G3」が必要。
※3「A2 FAXボード・TG4」が必要。iR W940は「A2コントローラー・TG4」も必要。