エプソンダイレクトの14型PCはどれだけ使える?
Endeavor NY2300Sはけっこうプレゼンや打ち合わせに使える
2013年01月31日 11時00分更新
第1回、第2回、第3回と「Endeavor NY2300S」のハードウェアスペックや使い勝手をチェックしてきたが、第4回ではビジネス用途で考えると使用率の高いプレゼンや打ち合わせでの使い勝手を見ていこう。プレゼンや打ち合わせの場には、タブレットというケースも増えているが、文字入力しながらの詳細なメモやプロジェクターへの接続を考えると、まだノートのほうが有利であることが多い。またEndeavor NY2300Sであれば、14型で短距離の持ち運びは容易だし、バッテリー駆動時間にしても最大約7.6時間と電源のない状況下でも安心感がある。
D-SUBとHDMI出力を備える
プレゼンや打ち合わせの場でよく登場するのが、プロジェクターだ。プロジェクターの新型は毎年リリースされているが、導入先の刷新サイクルは長いため、入力がD-SUBのみということも多々ある。逆に最新の環境だとHDMIのみというケースもあるため、Endeavor NY2300Sは都合がよい。Endeavor NY2300Sの左側面を見てみると、D-SUBとHDMI出力が用意されているため、接続先のプロジェクターを選ばないで済む。
加えて、光学ドライブを搭載しているのもチェックポイントだろう。現在ではUSBストレージやネットワーク経由で、投影データを見せることが増えているが、重要なプレゼンや打ち合わせでは保険として、投影データを……たとえばローカル、USBストレージを用意するという人が多いのではないだろうか。
そこに3つ目の保険として光学メディアを加えられる。またプレゼンあとに投影資料が欲しいといわれたとき、光学メディアを取り出して渡せるのもメリット。ネットワーク回線の余裕があれば、すぐに送信もアリだが、USBストレージを渡すよりもローコストだし、対面で渡せるのは印象面で有利が働く。
遠隔地との打ち合わせもOK
ホワイトボードをシェアしての打ち合わせ。言葉では伝えにくい案件をシェアするときに便利で、最近ではAirNetBoardといったサービスが登場している。ホワイトボードを利用するときの使用感覚は「ペイント」に近く、タッチパネル搭載型のほうが有利だが、こんな感じと伝える程度であればタッチパッドやマウスでも十分。
スペックとしてはあまり要求されないため、Endeavor NY2300Sでも十分で、スマホからの参加にも対応しているホワイトボードサービスを利用すれば、打ち合わせがやりやすくなるだろう。もちろん、遠隔地との打ち合わせの場合にも便利だ。なおEndeavor NY2300Sから入力が多いという場合は、安価なペンタブレットや普段の操作用も兼ねて、ロジクールのマルチタッチ対応タッチパッド「Wireless Rechargeable Touchpad t650」を用意しておくのもよいだろう。
Endeavor S シリーズ NY2300S(スタンダードモデル)の主な仕様 | |
---|---|
CPU | Core i5-3210M(2.50GHz、ターボ・ブースト時最大3.10GHz) |
メモリー | 4GB(DDR3 1600MHz) |
チップセット | モバイルインテル HM76 Express |
グラフィック | インテル HD グラフィックス4000(CPUに内蔵) |
ストレージ | HDD 500GB(5400rpm) |
ディスプレイ | 14インチ(1366×768ドット表示) |
光学ドライブ | DVDスリムスーパーマルチ |
通信機能 | 1000BASE-T、IEEE802.11b/g/n |
バッテリー駆動時間 | 約7.6時間 |
OS | Windows 8 64bit |
サイズ/重量 | 幅350×奥行き235×高さ32~38mm/約2kg |
直販価格 | 4万9980円(バリューモデルは3万4980円) |
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