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5万円のWin8タブレット決定版!? デル「Latitude 10」の実力 (3/4)

2013年01月23日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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Atom Z2760(Clover Trail)ならでは、
抑えめスペックながら使用感は快適

 試用機のCPUはIntel Atom Z2760(Clover Trail)。メモリーは2GBで、ストレージは64GBのSSDを搭載している。グラフィックス機能はチップセット統合のインテル グラフィックス・メディア・アクセラレーターを利用した構成だ。これがどのような性能を持っているのかをベンチマークで確認してみた。

 Windows 8の快適さの指標となる「Windows エクスペリエンス インデックス」の一番低いサブスコアは、「ゲーム用グラフィックス」の値「3.3」となった。「グラフィックス」の値は「3.8」、「プロセッサ」の値は「3.4」だ。「メモリ」の値は「4.7」、「プライマリハードディスク」の値は「5.5」となった。

「Windows エクスペリエンス インデックス」のベンチマーク結果

 メインストリームのCPUを搭載したノートPCと比較してしまうと低い値なのだが、Atom Z2760搭載マシンとしては上々だ。実際、使った感覚としては非力さは特に感じなかった。タッチ操作もスムーズで、ウェブブラウジングなども快適に行なえた。Latitude 10 64GBの直販価格が5万4980円(2013年1月現在)、Latitude 10 Essentials 64GBが4万9980円(2013年1月現在)であることを考えると、十分すぎる力を備えている。

もはやノートPC並み!?
多彩なオプションで拡張性抜群

 直販サイト直販サイトでの購入時に選択できるオプションが多い点も、Latitude 10の魅力だ。まず、標準OSは32bit版Windows 8だが、Windows 8 Pro(32bit)に変更したり、英語版を選択したりできる。Microsoft Office Personal 2010/Home and Business 2010/Professional 2010の追加も可能なため、ビジネスでも利用したいユーザーならうれしいはずだ。

細かな作業には「ワコム アクティブスタイラス」がオススメ

 Latitude 10 64GBを利用していて少々不便に感じたのは、Windows 8ならではの問題だ。ほとんどの操作は指先でのタッチで十分利用できるのだが、細かな作業を指先だけで行なうのは難しい場合がある。しかしそれは、オプションの「ワコム アクティブスタイラス」(Dell Latitude 10 スタイラス)を購入すれば解決できる(直販価格3150円/2013年1月現在)。手書き文字入力なども非常に快適になるのでオススメしたいところだ。

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