バッテリー交換可能で、4セルも選択できる!
Latitude 10 64GBの一番分かりやすい特徴は、背面にある。背面に大きく四角いラインがあるが、これはバッテリー部分だ。近くにあるレバーを引けば簡単に取り外しができる。
標準で本体に付属しているのは30Whの2セルバッテリーだが、オプションで60Whの4セルバッテリーに交換することもできる。一般的なタブレット端末はバッテリーが内蔵されており、ユーザーが簡単に交換できないものが多い。しかしLatitude 10 64GBの場合、バッテリー容量を変更したり、交換して長時間使い続けることが可能なのだ。
充電は、専用のドックコネクターまたはmicroUSB端子を利用する。ドックコネクターは平型で、ACアダプターから接続して利用できるケーブルが標準付属している。microUSB端子からの充電はスマートフォンなどでおなじみの方式で、一般的なモバイルバッテリーと組み合わせた利用も可能だ。
堅牢なボディに最小限のインターフェースを搭載
Latitude 10 64GB本体のサイズは幅274×奥行き176.6×高さ10.5mmで、2セルバッテリー搭載時の重量は658gだ(4セルバッテリー搭載時は820g)。手にとった時、比較的しっかりしていると感じられた。筐体フレーム部はマグネシウム合金を採用しており、さらにディスプレー面にはコーニングの化学強化ガラス「ゴリラガラス」(Gorning Gorilla Glass)を採用するなど堅牢性も高い。
背面はサラサラとした手触りで、指紋などがあまり目立たない。滑りやすくて不安ということもないため、むき出しでも十分使用に耐えてくれるはずだが、立ったまま使うことや屋外での持ち運びが多いなら、専用ケース「Dell Latitude 10向けインケース(スタイラスホルダー付き)」(直販価格2980円/2013年1月現在)があったほうが安心だ。
Dell Latitude 10向けインケースはデジタイザーペンを収納可能で、卓上などでは角度調節可能なスタンドとしても利用できる。ケースの装着時にボタンと端子類が隠れないデザインとなっているため、充電やUSBケーブルの接続でもまごつくことがない。Latitude 10購入時には合わせて検討してほしいところだ。
ディスプレー側にあるカメラを上に、Windowsキーを下に手に持った場合、天面に画面ロックボタン、電源ボタン、SDメモリーカードスロットが配置されることになる。底面がドックコネクターと、microUSB端子(充電用)だ。左側面には音量調整ボタン、右側面には、ヘッドホン/マイク端子、USB 2.0端子、miniHDMI端子が配置されている。
電源ボタンやWindowsキーは比較的堅めで、軽く触れる程度では反応しないよう配慮されている。特に電源ボタンは、中央を強めにしっかり押す必要があり、カバンの中に入れておいたら、いつの間にか電源が切れていたなんてことはないはずだ。
右側面のUSB 2.0端子は、USBメモリーやUSB対応機器を接続して利用できる。microUSB端子は充電専用であるため、本体に直接接続できるのは1デバイスのみだ。Latitude 10は、Bluetooth 4.0+LEもサポートしているので、キーボード、マウスなどはBluetooth対応のものを利用するなど、使い分けるといいだろう。