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前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック” 第8回

頭の良い人ほど騙される!? 数字のトリック

2013年01月11日 09時00分更新

文● 前田知洋

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頭の中で消えるお金

 日常でもありそうな、こんなシーンを想像していただきたい。

●Aさん、Bさん、Cさんの3人で1万円ずつ出して、同僚のDさんに結婚祝いのプレゼントすることにした。数式で書くと…、

1万円×3人=合計3万円

●知り合いのEさんが某量販店で働いているので、新婚家庭にピッタリの電化製品を探してもらうことにした。

Eさんが預かったお金は3万円

●Eさんが選んだのは「最新の炊飯器」。店頭では約3万円だけど、社員割引で2万5000円にしてもらった。

炊飯器の値段は2万5000円

●Eさんは、Aさんたちに炊飯器とレシート、おつりの5000円を渡して、事情を説明。安く買えて喜んだAさん、Bさん、Cさんは、おつりの5000円は3人で分けにくいので、1人1000円ずつ返金してもらうことにして、重い炊飯器を会社まで運んでくれたEさんに残りの2000円をお礼として渡すことにした。

3万円(Eさんが預かったお金)-2万5000円(炊飯器の値段)=5000円(おつり)
5000円(おつり)-1000円(1人あたりの返金額)×3人=2000円(Eさんへのお礼)

(誰も盗ってはいないのに、3万円から1000円が消える!?)

○しかし、あらためて計算してみると、Aさん、Bさん、Cさんは最初に1万円ずつを渡して、後で1000円を返金されたので、結局払った金額は1人あたり9000円。9000円×3人で2万7000円。そこにEさんに払ったお礼分の2000円を足しても2万9000円にしかならず、最初の3万円から2万9000円を引くと1000円が消えたことになる。

3万円(最初に預けたお金)-2万9000円=1000円(消えたお金)???

(ちなみに買い物に行ったEさんは正直者。こっそりと1000円をポケットにいれたわけではありません)

 さて、この1000円は、どこに消えたのでしょうか?(答えは、このコラムの最後のページにあります)

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