音楽再生だけなら
バッテリーへの影響は小さい
次は音楽を2時間リピート再生し続けた。使う楽曲はPCから各機種に転送し、Android標準の「Playミュージック」アプリを使用。ただし機種によっては見当たらないため、プリインされている他のアプリを用いた。無線LANは引き続き有効、音量は中くらいでイヤホン接続、画面は消灯した。
GALAYX Note II | ARROWS V | AQUOS PHONE ZETA | HTC J butterfly | DIGNO S | RAZR M | |
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音楽再生を 2時間 |
96% | 91% | 97% | 94% | 95% | 95% |
結果、音楽再生ではディスプレーを消していることもあり、バッテリー消費が2時間で3~9%と、比較的小さいのがわかる。逆に画面点灯の消費がどれだけ大きいかを実感する。ここでも1番消費が少なかったのはAQUOS PHONE ZETA。消費が大きかったのはARROWS Vだがそれでも9%で済んでいる。どの機種も音楽プレーヤーとして使うならスタミナは悪くなさそうだ。
ウェブブラウジングでは
GALAXY Note IIが強い
ブラウジングのテストは「ドルフィン・ブラウザ」のタブリロード機能で、ASCII.jpのトップページを1分に1回更新し、それを2時間続けた。画面は点灯し続けた(消えた場合は点灯させた)。このテストでは無線LANではなくLTEに接続している。電波の状態はテスト環境の問題で、ドコモのXiがアンテナ4本中3~4本、auの4G LTEが4本中2~3本、ソフトバンクの4Gが4本中4本と若干差があることに注意してほしい。なお音量はゼロにしている。
GALAYX Note II | ARROWS V | AQUOS PHONE ZETA | HTC J butterfly | DIGNO S | RAZR M | |
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Webリロードを 2時間 |
82% | 52% | 74% | 66% | 80% | 70% |
これはGALAXY Note IIが82%と勝利。DIGNO Sも80%の残量で、この2機種のスタミナが目をひく。一方、ARROWS Vは52%という厳しい数値になった。HTC J butterflyも66%。ブラウザーは2時間通しで使い続けることは少ないと思うが、スマホの用途としては重要なものだろう。これは前述したように電波の状態も関係あるかもしれない。
テザリングもブラウジングと
同様の傾向を示す
テザリングのテストは3機種ずつに分けて行った。テザリングを有効にする側の端末はWi-Fiテザリングを有効にして画面を消灯。残りの3機種をつなげて、「ドルフィン・ブラウザ」で1分に1回更新を行った。終了後は役目を交代させてテストしている。
GALAYX Note II | ARROWS V | AQUOS PHONE ZETA | HTC J butterfly | DIGNO S | RAZR M | |
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テザリングを 2時間 |
86% | 61% | 80% | 84% | 86% | 79% |
結果はブラウジングと同様の傾向で、GALAXY Note II、DIGNO Sが86%という残量。AQUOS PHONE ZETAも80%台。各機種ともテザリングは画面を消灯できるため、ウェブブラウジングより電池の消費も少し抑えられている。