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AMD大好き! AMD派に送る最新自作レシピ 第3回

オススメはこれ! Radeon HD 7000シリーズをまとめてチェック

2012年12月19日 11時00分更新

文● 池座 優里

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モンスターハンターフロンティア「大討伐」

 続いてDirectX 9.0c世代の定番タイトル「MHFベンチマークソフト【大討伐】」を使用したテストについて確認していこう。解像度はこれまでと同じ1280×720ドットと1920×1080ドットの2パターンで測定している。

Monster Hunter Frontier「大討伐」(単位:スコア) better→

 こちらはCPUのボトルネックの影響もなくHD 7970がトップを独走。HD 7870比で、1280×720ドットは約1.34倍、1920×1080ドットは約1.45倍の高スコアを計測した。またHD 7870とHD 7770の比較では1280×720ドットで約1.88倍、1920×1080ドットで約1.99倍と大きく差が開いており、DirectX 9.0c世代のゲームでもGPUへの負荷が高いソフトであればハイエンドビデオカードの恩恵をしっかりと受けることができる。

消費電力

 最後に消費電力についてチェックしていくことにしよう。アイドル時は10分間放置したなかで最も低い数値、高負荷時は「3DMark 11 Version 1.0.3」ベンチマーク実行中もっとも高い数値を採用した。なお今回はいずれもオリジナル基板の製品で、電源回路にも手が加えられているためリファレンス製品とは結果が異なる点には留意してほしい。

消費電力(単位:W) ←better

 アイドル時の消費電力を確認すると、ビデオカードの変更に合わせて約10Wずつ上昇している。とはいえHD 7970でも100Wは切っており、CPU、GPUとも省電力機能が効果的に働いていることがわかる。また高負荷時はHD 7770からHD 7870で87.8W、HD 7870からHD 7970で73.6WとほぼTDP通り消費電力が増加しており、電源容量はTDPを元に算出してやれば大きな誤差なく利用できる。ちなみに最もハイエンドなHD 7970構成でもシングルGPUなら600Wクラスで十分対応可能なことから、電源に関してはそれほどハードルは高くない。

フルHDまでならRadeon HD 7870で十分対応可能
それ以上の解像度ならRadeon HD 7900シリーズの導入を検討したい

 今回はAMDの新GPU、Radeon HD 7000シリーズにスポットを当てて紹介してきた。現在主流のフルHD解像度までは、ライトなゲームならRadeon HD 7770、比較的重いゲームでもRadeon HD 7870で十分なパフォーマンスを発揮してくれる。特にRadeon HD 7870は安価な製品なら2万円前後から入手でき、オーバークロックモデルも数多くラインナップされていることから個人的には最もオススメだ。

AMD構成のマシンを組むならRadeon HD 7000シリーズを選ぶのが鉄板。なかでもRadeon HD 7870は安価な製品なら2万円前後から入手でき、オーバークロックモデルも数多くラインナップされているのでオススメだ

 またより高解像度やマルチモニタでのゲームを考えているなら、メモリーバス幅が広く高解像度でも粘れるRadeon HD 7900シリーズの導入をおすすめしたい。パフォーマンスを重視するならRadeon HD 7970 GHz Edition一択だが、1ランク下のRadeon HD 7950も面白い存在だ。最近では2万6000円前後から購入できることから、AMD 990FX+SB950チップセットのマザーボードを使いフルレーンCrossFireXに挑戦してみるのもアリだろう。

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