STYLISTIC WQ2/J本体の分離は
ヒンジ部分の取り外しスイッチを利用
STYLISTIC WQ2/J本体とキーボード・ドッキングステーションの分離方法は、左ヒンジ側にあるスライダーを動かして行なう。感覚的にはノートPCのバッテリーを外すアクションに近く、接続コネクター、固定ギミックともに堅牢なことが印象的だ(ただし、ヒンジの稼働域と接続コネクターにテコの原理で負荷がかかりやすいため、ノートPCでやりがちな、液晶パネル側を持って運ぶといった扱いは避けるべき)。ビジネス用途にも耐えうる頑丈さだけに、ゴリゴリとモバイルするユーザーにとって、うれしい検討材料といえるだろう。
バッテリー駆動時間は十分
ノート/タブレットスタイルの使い分けで便利に
バッテリー駆動時間の話をしておくと、STYLISTIC WQ2/J本体の駆動時間は最大4.8時間。試用した感触では実質3時間強といったところで、前述の通りキーボード・ドッキングステーションにもバッテリーが搭載されており、その際は最大で約10.7時間と長くなる。
また、キーボード・ドッキングステーションは、STYLISTIC WQ2/J本体側への給電にも対応している。この時は、電源オフか省電力状態時のみ充電される仕組みだ。例えば営業職の方の外周りなどで、可能な限り長時間駆動をさせたいのなら、キーボード・ドッキングステーションをセットで持ち運ぶことになるものの、キーボードの仕上がりが良好なおかげで、さまざまな作業を行なう際に能率が上がるシーンが多いハズ。
STYLISTIC WQ2/J本体のみを屋外に持ち出したいのなら、打ち合わせやプレゼン中心など、ちょっとしたネット検索や画面を仕事相手に見せる程度であれば、バッテリー切れの心配をすることなく活用できるだろう。プレゼンの場ではタブレットが役立つものの、結局ノートPCもセットで持ち歩くことになって荷物が増えたという方には、大きな福音となる製品なのだ。
家庭内での運用なら、普段はノートPC状態にしておき、STYLISTIC WQ2/J本体を取り外して、布団の中やこたつでぬくぬくと暖まりつつネットブラウジングを楽しむ、あるいはリビングでくつろぎながら動画コンテンツを視聴するといった使い方をするといい。
Windows搭載タブレットはやはり便利
STYLISTIC WQ2/Jは、従来通りのノートとして十分役立つため、新興カテゴリーの製品としてもいろいろと試してみるのも楽しみ方のひとつだ。筆者でいえば、休憩時の動画観賞用とメールチェッカー、作業時はサブマシンとして資料の表示などに活用してみた。STYLISTIC WQ2/Jと他プラットフォームのタブレットとの違いは、Windows 8を搭載していることにある。ファイル共有が行ないやすく、メインマシンとして利用しているデスクトップPC上の共有ファイルを直接編集といった作業もしやすいのだ。
また、Windows搭載ということでゲーム方面も期待できる。特にアクション性を必要としないタイトルで遊ぶのにちょうどよく、新しいゲームプレイスタイルの構築にも活躍してくれるだろう。
この連載の記事
-
sponsored
第8回 モバイル・マルチベイで変幻自在な「LIFEBOOK WS2/J」を使ってみた! -
sponsored
第7回 最大16.7時間駆動、「LIFEBOOK WS2/J」の“モバイル性能”を試す! -
sponsored
第4回 「STYLISTIC WQ2/J」ノートスタイルの使い勝手をチェック! -
sponsored
第3回 実用性重視のタブレット最有力候補、11.6型「STYLISTIC」 -
sponsored
第1回 25日に贈りたい! 大人かわいい「Floral Kiss」 -
デジタル
第回 富士通の注目Windows 8マシンを一挙紹介 - この連載の一覧へ