このページの本文へ

知らざれざるASUS製ビデオカードの作り込み具合を徹底調査! 第3回

ASUS製ビデオカードのクーリング性能に迫る【ローエンド編】

2012年12月08日 11時00分更新

文● 藤田 忠

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

お手ごろ価格のロウアーミドル&ローエンド4モデル

 1万円半ばから9000円前後で購入できるロウアーミドル&ローエンドGPUのGeForce GTX 650とGeForce GT 640を搭載するASUSビデオカード4モデルを紹介しよう。3D性能は高くないが、1回目や2回目と同様に各ビデオカードで「3DMark11」のスコアーと重量級ミリタリーFPSゲーム「バトルフィールド3」のフレームレート(fps)を計測している。

テスト環境
CPU Intel「Core i5ー3570K」(3.4GHz)
マザーボード ASUSTeK「P8Z77-V DELUXE」(Intel Z77 Express)
メモリー DDR3-1600 8GB×2
HDD Seagate「ST2000DM001」(7200rpm、2TB)
電源ユニット オウルテック「SS-750KM」(750W、80PLUS GOLD)
OS Windows 8 Pro(64bit)
グラフィックドライバー GeForce 306.97 Driver

オーバークロック仕様のGTX 650
GTX650-DCT-1GD5

製品情報:http://www.asus.co.jp/Graphics_Cards/NVIDIA_Series/GTX650DCT1GD5/
実売価格:1万6000円前後

コアクロックを1215MHzまでアップさせたGeForce GTX 650搭載のオーバークロックモデル

スペック表
GPU NVIDIA GeForce GTX 650
ストリーミングプロセッサー数 384基
コアクロック 1215MHz
ブーストクロック 非対応
メモリー転送レート(相当) 5100MHz
ビデオメモリー GDDR5 1GB
メモリーバス幅 128bit
バスインターフェース PCI Express 3.0
補助電源 6ピン×1

3DMark11 (単位:score) better→

Battlefield 3 1920×1080ドット(単位:fps) better→

 コアクロックをリファレンスクロックの1058MHzから1215MHzにアップさせたオーバークロックモデル。ビデオメモリーも5100MHz動作と100MHzアップされているのがグッド。電流ノイズを軽減するデジタル電源回路の「DIGI+ VRM」とオリジナル素材を使用した高耐久高性能部品の「Super Alloy Power」も搭載している。
 ストリーミングプロセッサー数などは、「GeForce GTX 650 Ti」の半分になるが重量級ゲームの「バトルフィールド3」でも、ゲームが快適に動作する目安となる30fpsを超えている。

シングルファンのDirectCUクーラーを搭載する

補助電源は6ピン×1基が必要になる

出力インターフェースはDVI-D×2、HDMI×1、D-Sub15ピンを装備する

GPU Tweakによるステータス表示

高品質&安定電源回路を備えるリファレンスクロックモデル GTX650-DC-1GD5

製品情報:http://www.asus.co.jp/Graphics_Cards/NVIDIA_Series/GTX650DC1GD5/
実売価格:1万2000円前後

安定重視のリファレンスクロックモデル

スペック表
GPU NVIDIA GeForce GTX 650
ストリーミングプロセッサー数 384基
コアクロック 1058MHz
ブーストクロック 非対応
メモリー転送レート(相当) 5000MHz
ビデオメモリー GDDR5 1GB
メモリーバス幅 128bit
バスインターフェース PCI Express 3.0
補助電源 6ピン×1

3DMark11 (単位:score) better→

Battlefield 3 1920×1080ドット(単位:fps) better→

 ASUS独自品質のデジタル電源回路と「Super Alloy Power」、DirectCUクーラーを搭載するリファレンスクロックモデル。
 コアとメモリーがオーバークロックされているGTX650-DCT-1GD5とは、3D性能に10%前後の差がついている。ゲームをたまに遊ぶなら、“TOP”のTを冠するオーバークロックモデルがオススメ。

オーバークロックモデルと同じで、シングルファン仕様のDirectCUクーラーを搭載。ボード長も変わらず約245mmになっている

補助電源は6ピン×1基

出力インターフェースはDVI-D×2、HDMI×1、D-Sub15ピンを装備する

GPU Tweakによるステータス表示

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中