今回のことば
「他社の15型や17型液晶ディスプレーを搭載したPCよりも、13型のMacBook Proの方が解像度が高い」
(米アップル・ワールドワイドマーケティング担当
シニアバイスプレジデント・フィル・シラー氏)
あえて2番目の解像度と表現したシラー氏
少し前の日本では、世界一のスーパーコンピュータの開発予算措置を巡り、「一番でなくてはいけないんですか」という言葉が流行したが、米アップルのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントのフィル・シラー氏は、発表したばかりの新製品を、2番目と言い切ってしまった。
アップルは、米国時間の2012年10月23日、7.9型液晶ディスプレーを搭載したiPad miniなどとともに、史上最軽量となる新たなMacBook Proを発表した。
13型Retinaディスプレーを搭載したMacBook Proは、従来製品にる比べて、20%薄くなり、1.62kgというMacBook Pro史上最軽量の軽さを実現した。
これまでのMacBook Proでは、15型の製品において、Retinaディスプレーを搭載していたが、今回新たに13型でもRetinaディスプレーを採用。409万6000ピクセルの解像度を実現し、「ほとんどのHDテレビよりも、高い解像度を達成している」と表現したほか、「他社の15型や17型液晶ディスプレーを搭載したPCよりも、13型のMacBook Proの方が解像度が高い」と強調した。
この13型のMacBook Proを上回る解像度を実現しているのが、すでに発売されている15型のMacBook Pro。500万ピクセル以上の高解像度を誇る。だからこそ、13型のMacBook Proを2番目と表現してみせたのだ。
日本ではより薄型のMacBook Airが注目を集める傾向が強いが、13型のMacBook Proは、より高い性能を求めるユーザーにとっては魅力的なモデルだ。とくに米国市場では、MacBook Proの人気が高い。
発表内容では、iPad miniに注目が集まったが、軽量、薄型化といった観点からも進化を遂げた13型MacBook Proは、アップルのノートPC戦略において、重要な位置を占めることになる。
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