過去、「腕コン」(腕時計コンピューター)と呼ばれた単一完結型の製品や、「何かとつながる腕時計」というモノは、ほとんど漏れがないくらいすべて購入しているし、仕事として一時は自分でも商品企画に関わっていた。もちろん極めて飽きやすい性格ゆえ、今日現在まで継続的にずっと使い続けている商品はまったくない。
創世記は、単体で動作するセイコーの「腕コン」で始まった。その後は電子手帳とシリアルケーブルで接続できる腕時計や、赤外線でパソコンとつながるもの、そしてまだクラウドなんて洒落た言葉がなかった頃にネットに接続して、たいして有難くもない情報をダウンロード表示する腕時計など、数え上げればキリがないくらいだ。
そんな、腕時計型ガジェットが大好きな筆者なので、iPhone 5ともつながる10月20日に発売された「G-SHOCK」、「GB-6900AA」(以降GB-6900)も速攻で購入した。ちなみに同種の製品には従来からAndroidケータイ用として、ソニーのBluetooth対応腕時計「LiveView」や「SmartWatch」が発売されている。ソフトバンクのガラケー用には、シチズンから「アイバートM」シリーズが発売されている。
Bluetooth 4.0でiPhone 5/4SとつながるG-SHOCK
発売されたばかりのGB-6900は、「Bluetooth 4.0 Low Energy」対応のAndroid系スマートフォンに加えて、iPhone 4S、iPhone 5(以降iPhone)にもつながるG-SHOCKの最新Bluetoothモデルだ。iPhoneを日常使いにしているガジェットユーザーにとって、待ちに待ったアイテムだろう。
今回筆者の購入したモデルは、艶のあるシャインなホワイトモデル(GB-6900AA-7JF)だ。対応しているBluetoothはVer 4.0の省電力タイプなので、自分の持っているスマートフォンやiPhoneが対応しているかどうか、少し注意が必要だ。
GB-6900は、ポピュラーで見慣れた典型的なG-SHOCKデザインの腕時計だ。本体の紙マニュアルには、スマホとの連携に関してほとんど何も記述されていない。実際の使用法や活用法に関しては、製品情報サイトを参照する必要がある。
まずはiPhoneとGB-6900で、Bluetooth通信によるペアリング(接続)作業を行なう。iPhoneの設定でBluetoothをオンにしてから、GB-6900右上のボタンを長押しすると、iPhoneがGB-6900を見つけてくれる。GB-6900側の液晶ディスプレーに表示される6桁のパスコードをiPhoneの画面で入力すれば、その後はずっとこの両者はペアとみなされる。

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