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新鋭艦が一堂に! ネット中継もある平成24年度観艦式

2012年10月13日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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受閲第5群
掃海母艦ぶんご、掃海艇5隻

掃海母艦「ぶんご」(MST-464)。うらが型掃海母艦の2番艦で、機雷の設置(敷設)と除去(掃海)のどちらもこなす大型の掃海母艦

ぶんごの後部。機雷や掃海具の海中に送り出すためのハッチ類が並ぶ

 掃海艇は全部で5隻が登場した。ここでは艦形の異なる3隻を紹介しよう。

掃海艇「えのしま」(MSC-604)。今年3月に就役したばかりのえのしま型掃海艇1番艦。従来の掃海艇は船体が木造だったが、えのしま型ではFRP製に変更された

えのしまの後部。白い魚雷のような形のものは、機雷の掃海に使う感応掃海具のようだ

掃海艇「あいしま」(MSC-688)。すがしま型掃海艇の8番艦。写真ではわからないが木造船である

掃海艇「ひらしま」(MSC-601)。ひらしま型掃海艇の1番艦。海自の掃海艇としては最後の木造船シリーズ

受閲第6群
輸送艦くにさき、LCAC、ミサイル艇

輸送艦「くにさき」(LST-4003)。おおすみ型輸送艦の3番艦。空母のようなフラットトップのデザインで、車両の輸送だけでなくヘリコプターの輸送や運用もこなす

くにさきの甲板には、陸上自衛隊の車両が展示されている。有事の際だけでなく、国内外の災害派遣でも陸自の車両やヘリコプターを運んで活躍している

輸送用のエアクッション艇「LCAC」(6号艇)。今回は2隻が参加。いわゆるホバークラフトで、おおすみ型輸送艦に2隻搭載できる。速力約40ノット(約74km/h)の快速で水面を走り、砂浜に直接乗り上げて物資や車両を運べるので、こちらも災害派遣で活躍している

ミサイル艇「しらたか」(PG-829)。はやぶさ型ミサイル艇の6号艇で、ほかに姉妹船「くまたか」が参加。スマートな船体の後部に対艦ミサイル「90式SSM」を4発装備できる。速力最大44ノットの韋駄天で、不審船対策も考慮している

受閲第7群
護衛艦うみぎり

護衛艦「うみぎり」(DD-158)。あさぎり型護衛艦の8番艦。第7群はこのほかに海上保安庁の巡視船が参加予定だったが、今回は参加していない

空自のF-15J、F-2も参加!
航空部隊の受閲

 観艦式には艦艇だけでなく、ヘリコプターや哨戒機などの航空機も参加している。今回は海自の航空機だけでなく、陸自の輸送ヘリコプターや空自の戦闘機も参加しており、晴れ渡った相模湾の空を駆け抜けていった。

海自の主力ヘリコプターである「SH-60」シリーズ。左は哨戒ヘリコプターの「SH-60J」。右写真は、左側に見える灰色の3機がSH-60J、右の2機は救難ヘリコプターの「UH-60J」

新鋭の掃海・輸送ヘリコプター「MCH-101」。エンジンを3基積む3発機だ

こちらはベテランの掃海・輸送ヘリコプター「MH-53E」。MCH-101よりも大きい

陸上自衛隊から3機参加した輸送ヘリコプター「CH-47J」。災害派遣や訓練で見かけた方も多いだろう

日本が誇る優秀な救難飛行艇「US-2」(右)と「US-1A」。ヘリコプターでは届かない離島や洋上での救難活動に活躍する

海自の主力哨戒機「P-3C」。アデン湾にも2機が派遣され、派遣海賊対処行動航空隊として海賊対処の空の目となり活躍している

航空自衛隊からは戦闘機F-2Aが3機、戦闘機F-15Jが3機参加している。スピードが速いうえ当時は風も強かったので、カメラが追いつかないほど

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