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新鋭艦が一堂に! ネット中継もある平成24年度観艦式

2012年10月13日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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最新鋭のあきづき型護衛艦登場!

 12時頃には相模湾上にて、受閲部隊が観閲部隊と付属部隊に観閲を受けるイベント本番が始まった。受閲部隊は1~4隻程度のグループ(受閲第○群)に分かれて、観閲部隊と付属部隊の間を航行・飛行する。参加した各艦と航空機をご紹介しよう。なかでも目玉は、今年3月に就役したばかりの最新護衛艦「あきづき」だ。

護衛艦あきづき DD-115

受閲部隊の旗艦を務めた護衛艦「あきづき」。3月に就役したばかりのピカピカの新人だ

あきづき型には、ひゅうが型のものを改良した多機能レーダー「FCS-3A」を装備。対空ミサイルの「ESSM」と組み合わせて、自艦だけでなく周囲の味方艦も守れる「僚艦防空」の能力を備える

あきづきを後ろから。あたごに似たステルス性重視のデザイン。後部には哨戒ヘリコプターを2機まで収納できる格納庫がある。格納庫の上には、後方を向いたFCS-3Aを装備

あきづき(左)とすれ違うひゅうが。観艦式以外では、なかなかお目にかかれない光景だ

受閲第1群
護衛艦はたかぜ、しらね

受閲第1群の護衛艦「はたかぜ」(DDG-171)。イージス艦の前に導入されたミサイル護衛艦はたかぜ型の1番艦。イージス艦に比べると対空戦闘能力は見劣りがするが、艦齢延伸工事を施して、まだしばらくは活躍する予定

護衛艦「しらね」(DDH-143)。くらまと同じヘリコプター搭載護衛艦で、1980年就役の大ベテラン。後継艦として、ひゅうが型より大型でヘリコプター運用能力が強化される「22DDH」が建造予定

受閲第2群
護衛艦たかなみ、おおなみ、はるさめ

護衛艦「たかなみ」(DD-110)。たかなみ型護衛艦の1番艦で、むらさめ型の改良型である。むらさめ型と見分けやすいポイントは、前甲板の砲が大きな127mm速射砲になっているところ

護衛艦「おおなみ」(DD-111)。たかなみ型護衛艦の2番艦。ステルス性を意識した構造物の形状がわかる

護衛艦「はるさめ」(DD-102)。むらさめ型護衛艦の2番艦。砲塔以外はパッと見ではたかなみ型と見分けにくい

受閲第3群
護衛艦いせ、せとぎり、はるゆき、あさゆき

護衛艦「いせ」。いなづまより先に横須賀を出航し、先回りして観閲部隊を待っていた。姉妹艦ひゅうがとの珍しいツーショット

護衛艦「せとぎり」(DD-156)。あさぎり型護衛艦の6番艦。むらさめ型以前の主力汎用護衛艦で、大きなヘリコプター格納庫が外見上の特徴

護衛艦「はるゆき」(DD-128)。はつゆき型護衛艦の7番艦

護衛艦「あさゆき」(DD-132)。はつゆき型護衛艦の11番艦。ヘリコプター甲板に哨戒ヘリコプター「SH-60J」が見える

受閲第4群
潜水艦けんりゅう、いそしお、わかしお

 受閲第4群では、海自の潜水艦3隻が登場した。最新鋭の「けんりゅう」から、2世代前の「わかしお」まで、3世代の艦が並んで航行するのも珍しい光景で、こういうショットが見られるのも観艦式ならではだ。

潜水艦「けんりゅう」(SS-504)。今年3月に就役したばかりの最新鋭潜水艦。海中を航行する際に「スターリング機関」と呼ばれる動力機関を用いて、大気中の酸素を取り込まなくても長時間潜行が可能ないわゆる「AIP潜水艦」。艦後部にある潜舵がX字型の配置になっているのが外見上の特徴だ

「いそしお」(SS-594)。おやしお型潜水艦の5番艦。おやしお型は11隻が運用中で、海自潜水艦の主力である

「わかしお」(SS-587)。はるしお型潜水艦の5番艦。なお、海自の潜水艦は就役すると名前や艦番号を船体から消してしまうので、外見からは同型艦と見分けがつかないようになっている

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