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東京ゲームショウ2012レポート 第4回

話題のWi-Fiクラウドゲーム機「G‐cluster」を体験プレイ!

2012年09月21日 21時10分更新

文● ASCII.jp編集部

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 「東京ゲームショウ2012」の会場内において、世界初のWi-Fiクラウドゲーム機「G‐cluster」が、ブロードメディア社により展示されていた。ストレージは非搭載で、すべてのゲームはストリーミングでプレイできる。実際に体験してきたので、そのレポートをお伝えしよう。

既存のゲーム機と違ってテレビの後ろに取り付けることで、まったくスペースを取らずにゲームをプレイできるWi-Fiクラウドゲーム機「G‐cluster」

ストレージは非搭載
ストリーミングでゲームをプレイ

 G‐clusterは、テレビにつなぎWi-Fiに接続するだけで、店頭でのパッケージソフトの購入や、ゲームをダウンロードをすることなくストリーミングでゲームを楽しむことができますゲーム機。スマートフォンやタブレットやゲームパッドで操作でき、シングルや協力プレイを楽しむことができる。

左に伸びているケーブルは、インターフェースの左部に電源用miniUSB、下部にHDMI端子とゲームパッド用のUSB端子を備える

 本体サイズは幅40×奥行き13×高さ90mmで、重量は測定中。インターフェースは、電源用のminiUSBと、HDMI端子、USB端子。会場内では、Wi-Fiが制限されていることもあり、HDMIでテレビと接続し、テレビにLANケーブルを接続することでオンラインプレイを可能な環境にしていた。

Wi-Fiが制限されている会場では、有線LANをテレビに繋ぐことでストリーミングを実施していた

動きの早い「H.A.W.X. 2」で体験プレイ!

 実際にUbisoftのフライトコンバットゲーム「H.A.W.X. 2」で体験できるコーナーは用意されていたので実際にプレイしてみた。流石に若干ながら遅延を感じる部分があったが、ほとんどがストレスレスでプレイが可能なことに驚いた。同社の広報が言うには、動きがもう少し遅いゲーム、シミュレーションゲームなどだったら遅延を感じることなくプレイが行なえるとのこと。

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フライトコンバットゲームはなんとかプレイできた。1フレ2フレ勝負に格闘ゲームだと厳しいと思うが、RPGやシミュレーションだったら問題なくプレイできるだろう

 この通信を可能にしているところは、同社が保有する「Gクラスタ」という技術。Gクラスタは、サーバー側でデータの処理を行ない、インターネットを通じて端末にビデオ・ストリーミング配信を実施する。端末側では主にデコード処理のみでよくなるため、端末が大きくなくとも高品質で安定したストリーミングを可能としているという。

 現時点では、2013年春に発売を予定している。提供されるゲームタイトルや、サービス形態、価格については現時点では未定。サービスがどのような形で提供されるのか気になるところだ。続報を待ちたい。

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