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完全閉域網での環境やGooglePlay非対応端末でも利用可能

AXSEED、独自開発のAndroid用IPプッシュ「A-Push」

2012年09月13日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 9月12日、AXSEEDはAndroid端末向けに独自に開発したIPプッシュ・システム「A-Push」を10月より販売すると発表した。

独自技術でIPプッシュ・システムを実現した「A-Push」

 Android端末のIPプッシュでは、Googleが提供する「C2DM(Cloud to Device Messaging)」や「GCM(Google Cloud Messaging)」が多く利用されているが、完全閉域網での環境や、GooglePlay非対応端末での利用はできない。また、Webサーバーベースの「Log Polling」や「Web Socket」という方法もあるが、ADS(パブリック ドメイン ソフトウエア)として提供されているため、商用利用には不安があるという。

 今回発表のA-Pushは、AXSEEDがゼロから開発した独自システムで、PDSのPDSは一切使用していないという。さらに、15以上の設定項目でサーバー性能に応じたチューニングが可能で、メッセージ保持期間や再送条件等をきめ細かく設定できる。充実したステータス通知機能とログ機能も備えており、ビジネスシステムあるいはクラウドサービスのIPプッシュインフラとして、安心して利用できるとしている。

 完全閉域網環境、Google Play非対応端末でのIPプッシュも可能で、端末にインストールするIPプッシュ Agentアプリ(A-Push Agent)は常駐稼働するが、2%程の低消費電力で稼働する。また、C2DM利用経験のあるアプリ開発者であれば、ほとんど同じ概念で実装可能という。

 価格は、「オンプレミス向けA-Push」のA-Pushサーバーおよび端末ソフト利用ライセンス料が初期40万円/100端末から。また、11月開始予定のクラウドサービスは、月額1万円(100端末から)などとなっている。

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