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電アスレース部、鈴鹿50周年イベントでメロメロ

祝! 鈴鹿サーキット50周年の歴史を現地で見てきた

2012年09月13日 18時00分更新

文● 末岡大祐、YK3/電アスレース部

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F1おじさんことYK3による
クルマフェチ視点の鈴鹿レポート

 いやー、行ってきましたよ、「鈴鹿サーキット50周年アニバーサリーデー」。このイベント、前々から気になっていたんですが、内容を確認したら……ちょ、往年の名選手から若手まで実にいろんなゲストが来るじゃないですか! これは絶対行かないと!ということで鈴鹿サーキットまで行ってきました。そういえばレース以外のイベントで鈴鹿サーキットに行くのは初めてですわ。

鈴鹿の歴史を彩ったマシンが勢揃い。会期2日合わせて6万2000人のファンが詰めかけた

 先に言っておきますがワタクシ、80年代後半から90年代中盤までF1にどっぷりハマっておりまして、当時はお金がなかったのでサーキットこそ観に行けなかったものの、その間は全戦録画して何度も繰り返し見ていたなんてこともしてました。そんな時代に走っていた選手やマシンが登場するとあって、今回のイベントは本当に楽しみにしていました。

 個人的に最も見たかったのが、「永遠のライバル対決! ─ 星野一義・中嶋悟最終決着」。今はレーシングチームの監督をしている2人ですが、現役時代は日本最速ドライバーを争った間柄。中嶋さんはF1へ行き星野さんは国内で敵なしと、進んだ先は違えど日本を代表する選手たちでありました。その2人がF1マシンをドライブするというんですから、私からするとこれはもう歴史が作られる瞬間に立ち会えるってくらいの話ですよ。

 プレスパスをゲットできたのでピットにも立ち入ることができたのですが、そこには往年の名車がずらり並んでいて、その中に私がTVで見ていたあこがれのF1マシンが置いてあるじゃないですか! ウィリアムズ・ホンダFW11、ロータス・ホンダ100T、マクラーレン・ホンダMP4/4、同じくマクラーレン・ホンダMP4/5と、この鈴鹿でF1が開催されるようになって爆発的人気を博した時代のマシンです。しかも、ここにあったウィリアムズは、私が最も好きなドライバーの1人であるナイジェル・マンセルのマシンでした。当時マンセルはノーズに赤く「5」のナンバーを刻んだマシンにずっと乗っていて、「レッドファイブ」と呼ばれていましたが、そのマシンが目の前にあるってだけでも、涙もんでしたよ、ホント。

左はウィリアムズFW11に乗る星野一義さん、右はロータス100Tに収まっている中嶋悟さん。星野さんはウィリアムズ・ホンダでテストドライバーを努めていました

この2台が並んで走るところを目撃できただけで感無量です。もう思い残すことはありません

 思い出話を語り始めるとキリがないので話を進めますが、ピットに置いてあったウィリアムズには星野さんが乗り、ロータスにはもちろん中嶋さんが乗り込みピットアウト。耳がとろけるようなホンダサウンドを奏でながら東コースを2周ほどバトル。あっという間でしたが至福のひとときを過ごさせてもらいました。ちなみに2台あったマクラーレンは、MP4/4を伊沢拓也選手が、MP4/5には塚越広大選手と、ともにSUPER GTなどで活躍中の2人がドライブ。セナとプロストが乗っていたマシンというところと、ターボエンジンとNAエンジンの共演というマニアックな内容で、こちらも楽しめました。勝敗は……ま、お祭りですから(笑)。

あのセナとプロストが乗ったマクラーレン。奥が伊沢拓也選手、手前が塚越広大選手。

 もうひとつ、最大手のレースゲームでは必ずといっていいほど登場する、ル・マン24時間優勝車マツダ787Bの走っている姿を直接見られたのもよかったですね。スエオカが「ロータリーエンジンなので音がすごくいい」と言っていたので注目していたら、確かになんともツヤのある甲高い音で数周でしたがホレボレしましたよ。

マツダ787Bに乗るのはもちろんこのお方、寺田陽次郎さん。相変わらず貫禄たっぷり

 他にもホンダや鈴鹿サーキットで歴史を作った4輪2輪が続々と登場し、鈴鹿サーキット50周年を飾るにふさわしい内容のイベントでしたね。

名ドライバー談笑の図。1番左が長谷見昌弘さん、2番目が寺田陽次郎さん、右の青いスーツが星野一義さん。さしずめ同窓会といったところでしょうか。あ、でも長谷見さんと星野さんはそれぞれチーム監督として年中会ってるか

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