Motorola Mobilityは、Google傘下に入ってから初の大規模な新製品発表会を5日午後(現地時間)にアメリカ・ニューヨークで開催した。
お詫びと訂正:掲載当初、日付が誤っておりました。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2012年9月6日)
今回登場したのは「RAZR HD」「RAZR MAXX HD」「RAZR M」の3製品。発表会自体はアメリカ最大の携帯キャリアであるVerizon Wirelessと共同で開催されたものであり、Verizonからリリースされる端末には、同社のブランドである「Droid」が製品名の頭につく。なお、3製品ともLTEに対応する。
人気のRAZRが正常進化
画面が大きくなったのに端末は小型化!?
まず「RAZR HD」は、auから「MOTOROLA RAZR IS12M」としてリリースされた端末の後継機(関連記事)。ディスプレーは4.3型有機EL(540×960ドット)から、4.7型EL(720×1280ドット)と大型化したにも関わらず、超狭額縁デザインにより、横幅は従来の69mmから67.9mmと逆にコンパクトになっている。
RAZRのイメージとなっている薄型ボディーはもちろん継続され、厚みは8.4mm。それでいて、バッテリー容量は2530mAhと、夏モデルではスタミナ自慢だったGALAXY S IIIよりさらに大型である。グローバルモデルのスペックでは、LTE/W-CDMA/GSMの3規格に対応となっている。
「RAZR MAXX HD」は海外では前モデルでも用意されていたバリエーションモデルで、少しだけ分厚くなる代わりにバッテリーが大型化されている。とはいっても、厚みは9.3mmと十分に薄い。そしてバッテリー容量は3300mAhととにかく巨大だ。
日本で発売されるのはこっちらしい!
4.3型とコンパクトな「RAZR M」
しかし、日本のユーザーが最も注目したいのが「RAZR M」である。先に言ってしまうと、どうやらこのモデルが国内でリリースされるようだ。画面サイズは4.3型有機EL(Super AMOLED Advanced)で、画面解像度は540×960ドット。
特徴はなんと言っても、そのコンパクトなボディーで、サイズは60.9×122.5×8.3mm。60mmこそ超えるが、画面サイズを考えると、そのコンパクトさは光る。にも関わらず、バッテリーは2000mAhとこちらも大容量。
さらにスペックで注目すべきは、“Connectivity”の項目で「NFC or FeliCa」と書かれている点。つまり日本のおサイフケータイにも対応するというわけだ。
ちなみに、そのスペック表には対応する通信規格についての表記が見られない。実際にどこから発売されるかは、今後の国内キャリアからの発表を待つしかないだろう。
なお、発表会の模様や製品のフォトレポなどは今後順次掲載予定だ。
RAZR HD | RAZR MAXX HD | RAZR M | |
---|---|---|---|
ディスプレー | 4.7型有機EL | 4.7型有機EL | 4.3型有機EL |
画面解像度 | 720×1280ドット | 720×1280ドット | 540×960ドット |
サイズ | 67.9×131.9×8.4mm | 67.9×131.9×9.3mm | 60.9×122.5×8.3mm |
重量 | 146g | 157g | 126g |
CPU | 1.5GHz (デュアルコア) |
1.5GHz (デュアルコア) |
Snapdragon 1.5GHz (デュアルコア) |
OS | Android 4.0 | Android 4.0 | Android 4.0 |
カメラ画素数 | リア8メガ/イン1.3メガ | リア8メガ/イン1.3メガ | リア8メガ |
バッテリー容量 | 2530mAh | 3300mAh | 2000mAh |