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防水カメラはここまで進化した! 水中撮影で徹底レビュー 第1回

今年の夏は暑すぎる、水辺で使うカメラは防水性能に注目!

2012年07月18日 12時00分更新

文● 伊藤真広

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縦グリップでがっちりホールド
パナソニック「HX-WA20」

 縦位置グリップで、しっかりホールドして安定した撮影が可能なパナソニックのデジタルビデオカメラ「HX-WA20」。液晶モニターが可動式なので、潮だまりなどの人が入ることのできない狭い場所を撮影する絵が確認できるのは、コンパクトデジカメには無い利点だろう。電源もそのつど入れる必要はなく、モニターを開くと自動的に電源が入るので、スピーディーに撮影可能な状態となる。

がっちりと握って安定した撮影が可能な「HX-WA20」。耐水性能は、海辺やシュノーケリングには十分な3mとなっている

 レンズは、静止画時に広角28mmから望遠140mmとなっているほか、動画撮影時には28mmから280mmと広角域から望遠域までをフォローしている。ワンタッチで起動するスローモーション撮影は、640×360サイズで、秒間240フレーム。320×180サイズだと秒間480フレームで15秒間の撮影が可能だ。サーフィンなどの速い動きのマリンスポーツの撮影などで活躍するだろう。

液晶モニターを横方向に広げるほか、モニタを外に向けて格納した状態でも撮影できる。モニターは2.6型ワイド液晶で、解像度は約23万ドット

撮影時に使用するボタンは背面部分にまとめられているが、レビューや電源ボタン、メニューボタンなどは、グリップ部分に配置されている

対応メディアは、SD/SDHC/SDXCカードで、こちらも「Eye-Fi」に対応している。バッテリー容量は880mAhで、連続撮影時間は80分(実撮影時間40分)

「HX-WA20」のISO設定比較

 ISO50と3機種のなかでもっとも低感度での撮影が可能だが、高感度には弱くISO400からノイズが目立ちはじめた。ISO800あたりから細部のディテールに乱れが感じられ、ISO1600を超えるとノイズが目立ち始める。最高感度のISO3200ではディテールの崩れも強く感じられた。実用的な感度は、ISO800くらいまでと考えたほうが良いだろう。とはいえ、動画撮影が本来の目的となるデジタルムービーカメラとしては優秀な結果ではないだろうか。

ISO50

ISO100

ISO200

ISO400

ISO800

ISO1600

ISO3200

都合悪く台風が到来……
次回は八丈島?で水中撮影

 3機種それぞれのスペックを紹介したが、これだけでは実際に水中での絵は想像できないことだろう。次回は、3機種を水中で実際に撮影してきたので、その写真とともに水中撮影モードについてご紹介していこう。

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