縦グリップでがっちりホールド
パナソニック「HX-WA20」
縦位置グリップで、しっかりホールドして安定した撮影が可能なパナソニックのデジタルビデオカメラ「HX-WA20」。液晶モニターが可動式なので、潮だまりなどの人が入ることのできない狭い場所を撮影する絵が確認できるのは、コンパクトデジカメには無い利点だろう。電源もそのつど入れる必要はなく、モニターを開くと自動的に電源が入るので、スピーディーに撮影可能な状態となる。
レンズは、静止画時に広角28mmから望遠140mmとなっているほか、動画撮影時には28mmから280mmと広角域から望遠域までをフォローしている。ワンタッチで起動するスローモーション撮影は、640×360サイズで、秒間240フレーム。320×180サイズだと秒間480フレームで15秒間の撮影が可能だ。サーフィンなどの速い動きのマリンスポーツの撮影などで活躍するだろう。
「HX-WA20」のISO設定比較
ISO50と3機種のなかでもっとも低感度での撮影が可能だが、高感度には弱くISO400からノイズが目立ちはじめた。ISO800あたりから細部のディテールに乱れが感じられ、ISO1600を超えるとノイズが目立ち始める。最高感度のISO3200ではディテールの崩れも強く感じられた。実用的な感度は、ISO800くらいまでと考えたほうが良いだろう。とはいえ、動画撮影が本来の目的となるデジタルムービーカメラとしては優秀な結果ではないだろうか。
都合悪く台風が到来……
次回は八丈島?で水中撮影
3機種それぞれのスペックを紹介したが、これだけでは実際に水中での絵は想像できないことだろう。次回は、3機種を水中で実際に撮影してきたので、その写真とともに水中撮影モードについてご紹介していこう。