前ページでは、端末価格を紹介したが、つづいては毎月の料金のイメージを見ていこう。Xiスマートフォンを利用する場合は、基本的に「料金プラン」「パケット定額サービス」「ISP」の3つの組み合わせとなる。
Xiスマートフォンの料金組み合わせ | |||||||
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料金プラン | タイプXiにねん | タイプXi | |||||
780円 | 1560円 | ||||||
(オプション) | Xiカケ・ホーダイ | ||||||
700円 | |||||||
パケット定額サービス | Xiパケ・ホーダイ フラット |
Xiパケ・ホーダイ ダブル |
Xiパケ・ホーダイ ライト(10月以降) |
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(9月まで)4935円 (10月以降)5985円 |
(9月まで) 2100~5460円 (10月以降) 2100~6510円 |
4935円 | |||||
ISP | spモード | ||||||
315円 |
Xiスマートフォンで見逃せないのは
ドコモ間通話が24時間定額の「Xiトーク24」
まずは「料金プラン」。Xi向けには「タイプXi」「タイプXiにねん」の2種類が用意されている。「タイプXiにねん」は2年間の利用を前提としている点にだけ違いがあり、料金はそれぞれ月1560円と月780円。
「タイプXi」「タイプXiにねん」にはFOMA時代の料金プランにはあった、無料通話分などは含まれていないが(通話料はともに21円/30秒)、Xi向けにしかないサービスが「Xiトーク24」だ。これは「タイプXi」「タイプXiにねん」に、オプションの「Xiカケ・ホーダイ」(月700円)を加えることで、ドコモ内の国内通話が24時間定額になるというものだ。
auの「プランZシンプル」、ソフトバンクの「ホワイトプラン」も、それぞれau内、ソフトバンク内の通話が定額で利用できるが、定額対象の通話はともに1時~21時までに限定される。「Xiトーク24」は24時間定額のうえに、日本で最もユーザーが多いドコモユーザー宛の通話が対象なので(通話の相手はドコモであればFOMAでもXiでもOK)、メリットはより大きいと言えるだろう。
パケット料金は9月30日までは月4935円
10月以降は3GBが上限の新サービス登場
つづいて、パケット定額サービス。定額制の「Xiパケ・ホーダイ フラット」と2段階制の「Xiパケ・ホーダイ ダブル」の2種類で、それぞれ月5985円と月2100~6510円。ただし、2012年9月30日までは「Xiスタートキャンペーン2」として、上限が1050円割り引かれるので、それぞれ月4935円、月2100~5460円である。
若干気になるのが、2012年10月以降だ。前述の「Xiスタートキャンペーン2」が終了する上に、現在上限が設けられていないデータ量も7GBという上限が設定され、7GBを超える分については送受信とも最大128kbpsとなる(2GBごとに2625円支払うことで速度制限の解除も可能)。
ただ、10月にスタートする新サービスも発表されている。それが「Xiパケ・ホーダイ ライト」で、上限は3GBとなるものの金額は月4935円と9月までのキャンペーン適用時の料金と同じ。スマートフォン単体で利用している限り、3GBというデータ量は十分なものなので、自分の使い方に合わせて変更するといいだろう。なお、自分が利用しているデータ量については、「My docomo」(http://www.mydocomo.com/)からチェックが可能である。
spモードへの加入でiモードのメールが使える
公衆無線LANオプションも当面無料になる
最後のISPについては、Xiスマートフォンでは基本「spモード」への加入が必要で月315円だ。spモードへの加入で、iモードのメールアドレス(@docomo.ne.jp)のメールが使える上に、4桁のパスワードでコンテンツが購入できるようになるなど、利便性が大幅に高まる。
さらにspモードを契約しておけば、ドコモの公衆無線LANサービスである「docomo Wi-Fi」が2013年3月31日まで無料で利用できることもピックアップしておきたい。docomo Wi-Fiのスポット数は1万6300で、都内であれば東京メトロ・都営地下鉄の各駅ホームで利用できる。また、スマートフォンだけでなく、パソコンなどさまざまな機器で利用できるのもうれしい。
Xiスマートフォンを活用しての
月間の支払いは6000円前後から
というわけで、端末代金を別にした月々の支払いイメージは以下のような計算になる。
●Xiスマートフォンを契約した月額料金の例
780円(タイプXiにねん)
+4935円(Xiパケ・ホーダイ フラット、10月以降は5985円)
+315円(spモード)
=6030円(10月以降、7080円)
ここに通話料が別途必要だが、上述したように月700円の「Xiカケ・ホーダイ」の追加で、ドコモ間通話は24時間定額になるなど、通話料をうまく節約することも、Xiスマートフォンなら可能である。
さて、GALAXY S IIIを始めとする、ドコモの夏モデルを購入したときに必要となる金額を本記事では計算したわけだが、どのように感じられただろうか。キャンペーンやサービスをうまく使って、お得な形で最新スマートフォンを入手・活用していただきたい。