最強のデスクトップ推参! 「Endeavor Pro7500」ロードテスト-第1回
自作ライクなメンテナンス性を備える「Endeavor Pro7500」
2012年06月14日 16時40分更新
ケース内部へのアクセスも拡張ボードの装着も工具フリー
タワー型デスクトップPCがパワーユーザーから支持されるのは、ユーザー自身が内部に手を入れ、パーツを増設したり換装する余地が残されていることもひとつの理由だろう。「Endeavor Pro7500」では、ドライバーやレンチなどの工具を一切使わずに、ケース内部にアクセスしたり拡張ボードを取り付けられることもポイントだ。
ケース内部にアクセスするには、正面から見て左側のサイドカバーを外す必要があるが、それにはリアのハンドスクリューネジ1本を手回しでゆるめ、そのまま後方に引き出せばよい。するとサイドカバーを固定しているレールがずれて、取り外せるようになる。
「Endeavor Pro7500」のケースは、一般的なミドルタワーとほぼ同等のサイズだが、内部のレイアウトや配線がスッキリとまとまっていて、中は意外にも広々としている。拡張スロットの構成は、PCI Express x16が2基、PCI Express x8が2基、PCI Express x1が1基、PCIが1基となっていて、このうちPCI Express x8の下側とPCI以外はボード長が最大312mmまで対応可能。ウルトラハイエンドのグラフィックボードも余裕で収まる。もちろん、SLIやCrossFireなどのグラフィックボード2枚差しも可能だ。また、拡張ボードの固定にもハンドスクリューネジを用いるので、ドライバーを用意する必要はない。
最大4台ものSSDまたはHDDをフロントから簡単に着脱できることに加え、サイドカバーの開閉や拡張ボードの増設なども工具なしで行えるというのは、内部構成を見直すことの多いユーザーにとっては実に扱いやすい。また、標準搭載の電源ユニットが1000Wと大容量なので、ストレージや拡張ボードを多数増設しても安定した電力供給を行なえる。内部の容積や拡張スロットの空きだけでなく、電源周りも含めて拡張性の高さを確保していることが「Endeavor Pro7500」の大きな利点だ。