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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2012第1回

知ったかできるパーツ基礎知識【CPU/マザー/メモリー編】

2012年05月28日 12時00分更新

文● 山県

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8コアCPU「AMD FX」シリーズを投入したAMD
新ソケットFM1も登場

 次にAMD製のCPUについて解説していこう。Intelが大幅なプラットフォーム変更を行なったのは前述の通りだが、対するAMDも次々と新機軸となる製品を投入している。最大のトピックとなったのは、新設計のハイエンド向けプロセッサー「AMD FX」シリーズの登場だ。

昨年11月に華々しいデビューを飾った「AMD FX」シリーズ。デスクトップ向けのCPUとしては初めて8コアを実現したモデルとして話題となった

 2007年11月に登場したPhenom以来、長らく採用されていた「K10アーキテクチャー」から、マルチコア、マルチスレッドに特化した「Bulldozerアーキテクチャー」に刷新。32nmプロセスで製造されたBulldozerアーキテクチャーでデスクトップ向けのCPUとしては初めて8コアを実現している。

Intelのラインナップと比較すると、なんとも寂しい限りのAMD製CPU。とはいえ最上モデルの「FX-8150」が1万円台で購入可能となるなど、コスト的には非常に安く魅力的

 さらにデスクトップ向けとしてはAMD初のCPU/GPU統合プロセッサーであるFusion APU「AMD A」シリーズが大きな話題となった。対応するマザーボードも専用のチップセット「AMD A75」および「AMD A55」となり、ソケットも「Socket FM1」に変更となったため、導入コストが多少増加するが、オンボードVGAの常識を覆すその性能は非常に魅力的な製品へと仕上がっている。

最上位モデルでも1万円台で購入できる「AMD FX」シリーズ

発売当初は完売続きだった、水冷クーラーが付属する「FX-8150」の数量限定版。現在も普通に販売されていたりする

 それではFXシリーズのラインナップから確認しておこう。2011年11月の発売以来、計7モデルを展開中だ。4コアから6コア、8コアまでと幅広く揃えてはいるものの、正直なところ現在は最上位モデルの「FX-8150」が1万円台で購入可能なため、他のモデルにあまり魅力はない。FXシリーズの導入を検討するなら、少々強引なのは覚悟の上で「FX-8150」一択で問題はないだろう。

AMD FXシリーズのスペック
モデルナンバー FX-8150 FX-8120 FX-8100 FX-6200 FX-6100 FX-4170 FX-4100
開発コードネーム ZAMBEZI
コア数 8 8 8 6 6 4 4
動作クロック 3.6GHz 3.1GHz 3.1GHz 3.8GHz 3.3GHz 4.2GHz 3.6GHz
TurboCore時クロック 4.2GHz 4.0GHz 3.7GHz 4.1GHz 3.9GHz 4.3GHz 3.8GHz
L2キャッシュ 2MB×4 2MB×4 2MB×4 2MB×3 2MB×3 2MB×2 2MB×2
L3キャッシュ 8MB
TDP 125W 95W/125W 95W 125W 95W 125W 95W

対応チップセットは「AMD 9」シリーズの3モデル

AMDのデスクトップ向け新型チップセット「AMD 9」シリーズを搭載したマザーボード。「AMD 990FX」、「AMD 990X」、「AMD 970」の3種類がある

 AMD FXに対応するチップセットは、2011年の5月に発表された「AMD 990FX」、「AMD 990X」、「AMD 970」の3種類。基本的な違いはPCI Expressのレーン数で、最上位のAMD 990FXではPCI Express 16×2もしくはPCI Express 8×4の構成が可能で、最大4WayのCrossFire Xをサポートする。また、サウスブリッジとして用意されているのが、定評のある「SB950」。SATA 3.0を標準でサポートしている。

GIGABYTEのハイエンドモデル「GA-990FXA-UD7」。PCI Express x16スロットを6本搭載(x16動作:2、x8動作:2、x4動作:2)し、4-Way CrossFire Xと4-Way SLIに対応している

(次ページへ続く)

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