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金属筐体とデュアルヒンジがリビングを変える

写真で見る「IdeaCentre A720」の斬新コンセプト

2012年05月07日 18時05分更新

文● ASCII.jp編集部

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これは楽しい! 囲んで使う新しい提案

 さて、パソコンというと専用デスクにおいて、部屋の隅に寄せるといった使い方をする人が多いかもしれない。しかし、IdeaCentreはこうした既存のパソコンの置き方とは異なる自由な発想で部屋に置き、活用して欲しい製品だ。

水平に倒せることで、従来のタッチ対応液晶一体型機とは異なる応用が可能になる

 提案のひとつと言えるのが、リビングのミニテーブルの上などにおいて、みんなで覗き込むように画面を見る使い方。キーボード・マウス、インターネット接続は無線化できるので、本体につなぐケーブルは基本ACアダプターのみという点からも、自由に動かしながら使いたい製品だ。

 最大10ポイントのタッチパネルであるため、主要な操作は指先だけで済ませられるし、指先操作に適したタッチ用のUIも用意されている。写真を家族みんなで見たり、ゲームをしたりといったコミュニケーションの中心にある製品としてIdeaCentre A720を活用するのも面白い。

Windows 8で実装予定のMetro UIを思わせる、タッチに特化した専用ランチャー。用途別にプレインストールアプリが並べられている。ゲームは特に充実

フォトレタッチや対戦型ゲーム、楽器などさまざまなソフトが利用できる

 例えばピアノを思わせるアプリは一人で弾くだけでなく、連弾も可能。ホッケーゲームもなかなか白熱する。こうした提案を見ているだけで、タッチ対応パソコンの世界の広がりを感じる。パソコンというと、長年の歴史の中で、ある程度確立したフォームファクターが厳選されており、決まった使い方の中を想定しながら、性能や価格でメリットのあるものを選ぶというのが一般的になっている。例えば液晶一体型なら省スペース性を重視、タワーなら拡張性重視といった具合だ。しかし、IdeaCentre A720は、ヒンジ機構とタッチパネル、そしてそれを生かすアプリケーションという要素だけで、まったく新しいパソコンの世界を提案してくれるという魅力がある。

特筆したいのがピアノの鍵盤アプリ。2段に並べて広い音域を演奏できるようにするという使い方だけでなく、対面に座って連弾するといった応用も可能。音色変更なども手軽

マルチタッチを活かしたホッケーゲームなども楽しい

 Windows 8の登場も間近だが、タッチとPCの関係を改めて考えさせられるマシンとしても斬新である。

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