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金属筐体とデュアルヒンジがリビングを変える

写真で見る「IdeaCentre A720」の斬新コンセプト

2012年05月07日 18時05分更新

文● ASCII.jp編集部

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IdeaCentre A720。スタイリッシュな金属筐体を採用した液晶一体型機で、マルチタッチ対応の27型ワイドディスプレーを装備している

 5月2日にレノボが発表した「IdeaCentre A720」。最新世代のCPUを搭載した液晶一体型パソコンだが、これ以外にも魅力的なコンセプトを多数盛り込んだ特徴的な製品に仕上がっている。ここでは、特徴的なダブルヒンジの効果的な活用方法や、質感やデザインへのこだわりといったものを写真中心に見ていこう。

スパルタンな雰囲気の高性能・質実剛健なデザイン

 まず注目したいのがデザイン。27型ワイドでフルHDというと、iMacを思い浮かべる人もいると思うが、ディスプレー面にメイン基板も収納したいわゆる“ボードPC”的なつくりとはちょっと異なっている。CPUを始めとした本体部分は底面(スタンド部に収納されており、その上に特徴的なデュアルヒンジ機構を使用したアームが用意されている形だ。

 ハードウェア的には、Core i7 3610QM(TB時最大3.30GHz)やIntel HM76 Expressを使用するなどモバイル系のプラットフォームを利用している。しかし、Blu-ray Discドライブや外付けGPU(GeForce GT630M)を用意していたり、HDD容量も1TBと余裕がある。シアター鑑賞やビデオ編集といった用途にも積極的に活用できるスペックと言えるだろう。

金属筐体を採用し、シンプルかつすっきりと印象にまとまったIdeaCentre A720の本体。デュアルヒンジにより、画面の角度を柔軟に調整できる点は大きな特徴だ

二重ヒンジの稼動イメージ。上から見下ろしてみるような角度にすれば、タッチ操作と見易さを両立できる。画面を完全に倒して水平に設置することも可能

左右のインターフェース。HDMI端子は入出力2系統装備している。本機に外部ディスプレーを接続することはもちろん、本機をディスプレーとして活用することも可能。ドライブは見た目がすっきりとしたスロットインタイプ

 液晶ディスプレー部分は-5度(ほぼ垂直)~180度(水平)にまで柔軟に稼動する。タッチ操作を主体にするのであれば、液晶タブレットのように本体を寝かして上から覗き込むように使うほうが便利だろう。

 幅は650mmと大画面なりのスペースが必要だが、奥行きは220mmと13.3型ディスプレー採用のThinkPad X1など、A4パソコンと同程度。使わないときは壁ギリギリまで寄せて置き、キーボードマウスなどを本体の上に重ねることもできるので、省スペース性はなかなかのものだ。

ディスプレーの縁(ベゼル)にはタッチセンサーを装備。音量や輝度などを直感的に調整可能だ

背面インターフェースにはUSBを3系統(USB 3.0は2系統)、手前の端子は無線LAN用のアンテナ用

 USB端子は背面および側面に合計4系統あり十分な数。さらにそのうちの2つがUSB 3.0なので外付けHDDなどの接続にも便利だ。HDMI端子は入力・出力の両方に対応するので、自室に置くサブディスプレーの代わりにしたり、逆に大画面のテレビなどを追加して広大な作業環境を手に入れるといった応用も可能だ。

本体には無線LANや無線キーボード・マウスも同梱するので、設置は電源ケーブル1本でOK(ACアダプターは外付け)

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