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スマホでリモート撮影できるニコンの一眼「D3200」登場

2012年04月19日 16時43分更新

文● ASCII.jp編集部

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 ニコンからエントリーユーザー向けデジタル一眼レフカメラ「D3200」が発表された。5月下旬発売予定で、ボディーのみの予想実売価格は8万5000円前後。

レッドとブラックの2色を用意する「D3200」

レッドとブラックの2色を用意する「D3200」

 従来のエントリーモデル「D3100」の上位機種という位置付けになるD3200だが、撮像素子には有効2400万画素という高解像度のCMOSセンサーを搭載する。

静止画は最大6016×4000ドットで撮影できる

静止画は最大6016×4000ドットで撮影できる

動画は1080/30pに対応する

動画は1080/30pに対応する

 また、画像処理エンジンには同社フラッグシップモデル「D4」と同じ「EXPEED 3」を採用し、感度設定はISO 100~6400で、ISO 12800までの拡張設定も可能だ。連写速度は最高4コマ/秒となる。

モードダイヤルで「GUIDE」を選ぶとガイドモードになる

モードダイヤルで「GUIDE」を選ぶとガイドモードになる

ガイドモードのトップ画面。まずは何をしたいのか選択する

ガイドモードのトップ画面。まずは何をしたいのか選択する

 撮影方法をわかりやすく表示しながら撮影できる「ガイドモード」では、新たに効果の確認が行なえる「アシスト画像」と、選んだシーンの説明文が追加されている。

「撮る」→「場面に合わせて撮る」を選ぶと、どんなシチュエーションの写真を撮りたいのか問われる。ここでは「ポートレート」を選んでみると、最適な設定に自動で変更される

「ファインダーで撮る」か「ライブビューで撮る」か、「動画を撮る」かを選択すると撮影状態になるのだが、さらにISO感度やフラッシュモードの変更も可能。例えば「ISO感度」を選ぶとモードの説明が表示される

「カラースケッチ」の設定画面。効果の調整が可能だ

「カラースケッチ」の設定画面。効果の調整が可能だ

「セレクトカラー」では、画面上の特定の色を選んでそれ以外をモノクロにする

「セレクトカラー」では、画面上の特定の色を選んでそれ以外をモノクロにする

 そのほか、撮影後の画像に対してスケッチ風の絵に仕上げる「カラースケッチ」と、特定色のみを残してそれ以外をモノクロにする「セレクトカラー」を新たに適用できるようになった。

側面カバー内には、マイク入力にUSB/オーディオビデオ出力端子、miniHDMI、アクセサリーターミナル端子が並ぶ

側面カバー内には、マイク入力にUSB/オーディオビデオ出力端子、miniHDMI、アクセサリーターミナル端子が並ぶ

反対側の側面にはメディアスロットを搭載。対応メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードだ

反対側の側面にはメディアスロットを搭載。対応メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードだ

 背面液晶は3型(約92万画素)。本体サイズは幅125×奥行き76.5×高さ96mm、重量は約505g(バッテリー、SDカード含む)となっている。

 ボディー以外に、「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」レンズが付属するレンズキットが予想実売価格9万5000円前後、「AF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm f/4-5.6G IF-ED」レンズが付属するダブルズームキットが同12万円前後で5月下旬に発売される。

D3200に「WU-1a」を装着したところ

D3200に「WU-1a」を装着したところ

 同時発売のワイヤレスモバイルアダプターの「WU-1a」(希望小売価格5250円)をD3200の「USB/オーディオビデオ出力端子」に装着することで、スマートフォンやタブレット端末などと無線LANで接続できるのも大きな特徴。WU-1aが利用できるのは現状D3200のみだ。

こんな感じで手元のスマホでライブビュー映像を確認し、シャッターも切れる

こんな感じで手元のスマホでライブビュー映像を確認し、シャッターも切れる

専用アプリのトップ画面

専用アプリのトップ画面

リモート撮影画面。上にライブビューの映像が表示され、下の丸いボタンをタップすると撮影される

リモート撮影画面。上にライブビューの映像が表示され、下の丸いボタンをタップすると撮影される

 D3200で撮影した静止画や動画をスマートフォンやタブレット端末に転送しネットにアップロードできるほか、リモート操作でライブビューを確認し、静止画撮影をすることができる。

 これらの機能を使うには専用アプリ「Wireless Mobile Adapter Utility」(無償)が必要。アプリはAndroid 2.3/3.xに対応しており、iOS用は今秋投入を予定している。

同社は同時に「AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G」というレンズも発表した。5月下旬発売で希望小売価格は9万3450円

同社は同時に、F1.8という明るい単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G」も発表した。5月下旬発売で希望小売価格は9万3450円

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