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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第17回

フリスクサイズの携帯電話を使い倒した

超絶小型PHS「ストラップフォン」こそがスマートなフォンだ!

2012年04月17日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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超コンパクトだから組み合わせで楽しめる

 “ストラップ”フォンなので、何かしらのガジェットのストラップホールを利用して外部接続した場合、まったく邪魔にならないし、転じて言えば、ストラップフォンに様々な機能を追加できる。もっとも確実なのはネックストラップだが、ASCII.jp読者にはもっとエンジョイしてほしい。たとえば、データ通信で契約しているスマホに取り付ければ、通話とネットを切り離して使えるといった具合に。

 オススメのストラップ用ケーブルは、伸縮式のもの。重さ約33gなので伸縮式ケーブルが伸びず、無駄にだら~んな状態にならないし、遊び心が炸裂してしまうガジェットには、ストラップフォンとの組み合わせがたまらなく楽しい。いくつか試してみたので、紹介していこう。

量販店でゲットした伸縮タイプのストラップケーブル。元はクリップ付きのストラップ。クリップ部分を外して利用している

ウィルコムの名機「HYBRID W-ZERO 3」のストラップとしてストラップフォンをつけてみた。2台を駆使して“ひとりでも電話”ができるし、ネットワーク接続機能もゲットだ

持ち運んでみて便利だったのが、デジカメとの組み合わせ。コンパクトタイプとの相性がとにかくよかった

モバイル無線LANルーター機能を得たストラップフォン

GPSデータロガー「GT-730FL-S」と組み合わせてみるのも一興

ゲーマーには、PS Vitaとのセットがオススメ。通話しながらでもゲームプレイが楽々だ

「HONEY BEE 101K」と、その購入キャンペーンでゲットしたHONEY BEEイヤホンとの組み合わせ。巨大ストラップと組み合わせてみるのも面白い

連続待受時間が約280時間というのは心許ない。そこで、バッテリーのストラップホールとリンクさせることで、圧倒的な連続待受時間を獲得させた。写真はパナソニック「QE-PL201」(5400mAh)とのセット。手持ちモバイルバッテリーでストラップホール付きがこれしかなかったのだが、ケータイ用であれば小型かつソーラーパネル付きタイプがある

生身では室内行方不明になりやすい

 様々なガジェットに取り付けてみるのは、もうひとつ理由がある。コンパクトすぎるため、スマホでもときどき発生する、室内ロストがとくに発生しやすい。その解決策として、上記のようにネックストラップに取り付けるほか、デジカメやスマホへのセットを推奨する。ただ、机の上に置いておくときに邪魔になってしまうので、目立つ置き方はないかと考えて……小物入れの上やホルダーなどを試してみたが、コンパクトすぎてどうにもいい環境が見つからなかった。

 悪戦苦闘のすえ、figmaやリボルテックがちょうどいい保持台になることを発見。可動域の多さと自由度が決め手になった。

スマホとセットでも持ち運びが楽

 フリスクサイズのPHSで、通話手段が別に欲しい場合や2つめの電話番号がほしい場合、データ通信専用スマホとのセットで運用する場合など、コンパクトなボディを活かすチャンスは多い。また、見た目もよりファッションに、アクセサリー感覚寄りになったというのもユニークだ。

 通話専用として見れば「だれとでも定額」は強力なサービスだし、「もう1台無料キャンペーン」「どん引きキャンペーン」も合わせると、よりひと月あたりの通信費用も抑えられるのもいい。端末単体で見ると、他のガジェットに取り付けても違和感がないだけでなく、「イエデンワ」同様に類を見ない端末なので入手を強くオススメしたいが、現在品切れ中の場合が多く、すでにレア端末となりつつある状況はなんとも残念だ。

筆者紹介――林 佑樹

 フリーランスの編集・ライター、フォトグラファー。

 1月にパスポートを取得しようと思っていたのに、もう4月中旬という現実に目を背けたい男子。


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