あのABITから、またもや超個性的な端末が!
今度はハート型ケータイだ!
すっかりスマホスマホスマホの2015年。ではPHSはどうなのだろうか。答えは、スポット的に元気といったところ。ときどき、イエデンワだとかフリスクフォン(ストラップフォン)だとか、強烈な個性を放つ製品が登場するため、スマホ全盛のご時世といっても油断できない存在である。
そんな折、再びいろんな意味で変態的なPHS端末「Heart 401AB」が登場する。開発は“俺たちのABIT”で、端的にいうとハート型からストレート型に変形し、さらにタッチパネルというギミックを備えた音声通話用端末だ。スライドキーボードとかの次元を軽く超越しているといえよう。今回はその「Heart 401AB」の開発機をお借りすることができたので、ちょいちょいと触ったインプレッションをお伝えしていこう。
ちょっと話は戻るが、2014年11月22日に八王子・ABIT本社にて「八王子変態端末オフ2」が開催された。そのときの様子はこちらで確認できるが、変態端末メーカー・ABITの社長さんがなぜか萌え萌えきゅんポーズをしていた。そのときは、他の男性社員さんがメイド姿だったのでそのためと思っていたが、今思えばあの時点でネタバレをしていた。だって、形がまんまだったし。
変形は男のロマン!
無意味にグリグリしたくなるデザイン
Heart 401ABは、通話に特化した可変PHSだ。ハート型とストレート型の2形態があり、なんかもうこの時点でケータイ記事を書いている感じがしないのだが、ハート型が待ち受け状態で、通話があった場合は変形させてストレート型で受話する。サイズを見ると、ハート型時は約68×68×26mm、ストレート型時は約43×93×26mmで重さは約54g。連続通話時間は約2時間、連続待受時間は約250時間。充電は約3時間で、メモリーは100MB。EメールやSMSをはじめ、Bluetoothや赤外線通信といった機能もなく、通話のみの超割り切り仕様だ。
スマホアプリから電話帳をコピーでき、この場合はSMSを利用してデータを送信するという。仕様上SMSの発信はできず、また通常の手段で送信したSMSの受信も確認できていないため、電話帳のデータ送信用に機能しているだけのようだ。ただ、専用アプリを介して1件1件SMSで電話帳データを送信することになるため、多数の電話番号を登録するというケースは少ないだろう。
(次ページでは、「操作方法はなんとタッチ!」)

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