GALAXY Noteのペンは気持ちいい
ただし評価は使い込みが必要か
GALAXY Noteのもうひとつの目玉であるタッチペン(「Sペン」と名づけられている)機能については、時間的な問題もあって、正直あまり深く使い込めていない。
ただし、タッチペン操作での自然さは、昔のPDAのタッチペンのイメージを持っている人にとっては驚かされるだろう。このSペンはペンタブレットの世界ではおなじみのワコムの技術を採用したものだ。サムスン電子の関係者が、さまざまな技術をテストして一番優れていたものを採用したと語るのもうなづける気持ちよさである。
実際の使い道としては、手書き文字入力はもちろん、メモを取ったり、画像に描き込みを加えることなどが考えられる。手描き入力の文字認識については「7notes with mazec」を搭載。字が汚くても結構問題なく入力できる。
ペン操作でのキーとなるのが、ペンに用意されたボタンだ。たとえば、ペンのボタンを押した状態で画面を素早く2度タップすると、どこからでも「Sメモライト」と呼ばれるメモアプリを起動できる。またペンのボタンを押しながら、画面を長押しすると、現在表示中の画面がキャプチャーされ、そのまま画像に手描きで文字などを書き込め、その画像をメールに添付して送るのも簡単だ。
ちなみに本体下部の[戻る][MENU]キーはペンでタッチしても反応しないが、ペンのボタンを押しながら左方向に線を書くと[戻る]、同じく上に線を引くと書くと[MENU]の操作になる。つまりはペンでも、Androidスマホとしてほぼすべての操作が可能になるというわけだ。
個人的には、スマートフォンと呼べるジャンルの製品としては、最大クラスの画面サイズというだけでも、十分に気に入ったGALAXY Noteだが、ペン操作の便利さについて深く知るには、もう少し使い込んでみる必要性を感じた。というわけで、ペンでの使い勝手についてはまた記事を掲載予定である。