その7:通話とSMSのフィルター
不審な着信やメールをブロックできる。フィーチャーフォンと比べて、着信拒否回りの機能は手薄なAndroidにはありがたい。特にスパムについては、キャリア側のフィルターを抜けてくるものも多く、セキュリティ以外の目的でも活用できる。地味なのだが大変使える機能だ。
その8:アプリの安全性評価
アプリはインストール時に、どういった挙動をとるか表示される。要するに、「俺はオマエのモバイル機器内のこれとこれとこれの機能を使い倒すから、ヨロシク! 同意してダウンロードをタップしたらOKってことだからね? あとから文句言っても知らないんだからね!」ということだ。
けっこうPCには詳しい読者も、案外精読せずに「同意してダウンロード」をタップしているのでは?
特に別段連絡先を必要としないはずのアプリをインストールする場合は要注意。いくらPlayストアにあるからといって、それらがすべて安全とは限らないし、怪しいページに誘導する可能性もある。なかには、ものすごく便利なアプリだが、じつは個人情報を送信していた、ということもある。
そういった危険を未然に把握できるのが、この「アプリの安全性評価」機能だ。スキャンすると、アプリごとに安全性がわかるため、マカフィー モバイル セキュリティ 2.0をインストールしたら、まずはじめに実行しておきたい。
モバイル機器をマルウェアから防ぐためには
平素の生体的セキュリティと同じで、危ない場所へ行かないことが大切。
風邪が流行っているのであれば、咳で飛散するウイルスから身を守るためにマスクをするだろう。もしくはASCII.jp読者であれば、ギャルゲーを買う前には登場キャラクターやシナリオライター、原画は誰かといった情報を超必死で調べると思うが、その姿勢をアプリインストール時にも反映させるのだ。
Androidの場合は、アプリの入手先をPlayストアやキャリア運営のマーケットに限り、いわゆる「野良アプリ」には手を出さないことだ。特に海外のウェブサイトからダウンロードできる無料野良アプリには怪しいものが多く、ほぼワンクリック詐欺用と疑ってかかるべきだろう。
誰でもできる機能的な防衛策としては、アプリケーションの設定にある「提供元不明のアプリ」のオプションにチェックを入れないこと。これに尽きる。
スマホを買ったら真っ先にMMS 2.0をインストールすべし
冒頭でも書いたように、被害に遭ってからインストールしても効果はない。あらかじめ、こんなこともあろうかと的に準備しておいてこそ、マカフィー モバイル セキュリティ 2.0は本来の性能を発揮する。
基本的には全自動といってもいいので、特別に操作する必要はないし、スマホの動作が遅くなることもない。紹介してきた8つの機能にガッチリ守ってもらいながら、安心してスマホライフを満喫してもらいたい。