「まかふぃーぶ」といえば、飯田橋のASCII.jp編集部で結成したセキュリティ推進のための集団。今のところ大仏担当の「ホカムラ部長」、てんぐちゃんの「むらっち」が主な部員だ。前回、前々回と、出入りのライターであるヒロタとハナモくんに普及活動を行なった2人。次なるターゲットは……、身内にイタ――――(゚∀゚)――――ッ!!
聞けば、ゲーム&ホビー担当の太田編集者は、正月に自分へのプレゼントとして新しいPCを買ったという。1年365日、土日や祝日も関係なく、パソコンのトラブルは突然やってくるもの。ただ、HDDの故障など機械の寿命で壊れるならまだしも、マルウェアへの感染なら防ぎようがある。早速、何か対策をとってるのか、太田編集者に迫ってみたぞっ!
登場人物の紹介
ホカムラ部長
まかふぃーぶの部長。太平洋のように広い心を持つことから(?)大仏のお面をかぶることに。むらっちの暴走を引き止める役回りだが、だいたい自分も一緒に暴れる側に回っていたり。好きな巨大建築物は、牛久大仏。
むらっち
まかふぃーぶの部員1号。中の人は温和そうに見えるが、意外と体当たり系で情熱的な人なため、赤いてんぐのお面を授与される。尊敬する人物は、暴れん坊将軍。
太田くん
フィギュアを撮らせたら右に出るものはいない(!?)というASCII.jpのゲーム・ホビー担当。なぜか記事でウェディングドレスを着せられたり、在宅状態で空き巣に入られそうになるなど、なかなかの受難系男子。
ヒロタ
元ASCII.jpの編集記者で、現フリーの編集&ライター。専門分野はMacだが、最近はニコニコ動画やボーカロイドも執筆。近著にニコニコ動画のイベントをまとめた『ニコニコ動画めもりある ニコニコ大会議編』(アスキー・メディアワークス刊)。編集部に出入りしていたところ、なぜかまかふぃーぶの面々にからまれることに。
ゲーム専用PCでもセキュリティは必須!! その理由は……
ヒロタ 「ちょっとー、なんかPC買ったんだって? 何用?」
太田 「鬼のような労働環境で1年間働いたので、自分へのご褒美に新年に自作したんですよ。『オブリビオン』にはまったこともあって、12月に出た『スカイリム』(The Elder Scrolls V: Skyrim)でもやろうかなーって」
ヒロタ 「おー、スカイリム。なんかPC用ゲームだと社内でハマってる人も多いよね」
むらっち 「ちょっと待ったーーー!!」
ヒロタ 「そ、その声はーーー!!……って『むらっち』さんじゃん」
むらっち 「スカイリムと聞いたら黙っちゃいられん!!」
太田 「むらっちさんもやってるんですか?」
むらっち 「当然、今ドハマり中だっ! 種族は獣人の『カジート』でやってるんだが、なかなか楽しいぞ!」
ヒロタ 「というと?」
むらっち 「簡単に説明すると、スカイリムの舞台は架空の北国だ! 身長5mぐらいの巨人がマンモスを飼っててだな、そのマンモスがめちゃめちゃ強い!」
太田 「……」
ヒロタ 「待って、全然わからない(笑)。そもそも何のジャンルのゲームなんですか」
むらっち 「めちゃくちゃ広いフィールドの中を駆け回るオフラインで遊ぶアクションRPGだ! とにかくクエストの数が……(【編集註】このあと20分ぐらい話が続くのだが、長いためカット)。で、カジートというのはどうも盗賊プレイに向いてたりするので、おもむろにその辺の町中にいるNPCに近づいていってスリしたりな!」
ヒロタ 「ちょwww」
むらっち 「しかしスリに失敗すると、町の衛兵に捕まって金とアイテムを没収されるぞっ! ちなみに抵抗するとフルボッコだ」
太田 「経験談っスか(笑)」
ホカムラ部長 「世の中には悪いやつがいっぱいいるな~」
ヒロタ 「ホカムラ部長まで、そんなのんきなことを……」
むらっち 「ときにっ! 太田君」
太田 「?」
むらっち 「君の新しく買ったというPCだが、それはウィルス対策は万全かね?」
太田 「(笑)」
むらっち 「(笑)じゃなくて」
これが太田君の新ゲーム用PCだ!
- マザーボード:P8Z68-V(約1万8000円)
- CPU:Core i7-2600K(約2万5000円)
- メモリー:PC3-10600 4GB 2枚組 CORSAIR(約3500円)
- ビデオカード:GeForce GTX 560 Ti(約1万8680円)
- 電源:鎌力5プラグイン SPKR5-550P(約5480円)
- HDD:3TB(約1万円)
※すべて購入当時の価格
太田 「だって、基本的にゲーム専用であんまりネット見ないならウィルス対策なんていらないでしょう。それにセキュリティソフトを入れるとなんかマシンが重くなるから、一瞬が大切なFPSやアクションのゲームだと致命傷じゃないスか」
ホカムラ部長・むらっち 「バカもーん!!!!!!」
太田 「怖っ!!」
むらっち 「甘い! 楽に倒せるかと思って逆にマンモスにボコられた俺並みに甘い(スカイリムの話です)」
太田 「だってネットにつないでないなら安全だし、そもそも漏れてマズいデータはそのPCに入れてませんよ」
ホカムラ部長 「キミの個人データなんて誰も欲しくないって」
ヒロタ 「ひでぇ(笑)」
太田 「いやいや、10数年にわたって蓄積してきたエロゲのセーブデータは計り知れない市場価値ですよ(キリッ」
ホカムラ部長 「いやキミのデータはどうでもよくて、そのゲーム用で無駄に高性能なマシンと光回線が悪事に利用されることもあるのよ」
太田 「え、そーなんですか?」
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