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俺のAndroidをマカフィーでフルアーマー化(後編)

8つの機能でスマホを守る!MMS 2.0は機種変即インストールが正義

2012年03月31日 11時00分更新

文● 林 佑樹

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その3:ウイルス対策

 PC向けのセキュリティ対策製品群でも定番のウイルスチェック。MMS 2.0では「セキュリティ スキャン」機能と呼ばれる。アプリやSMS、添付ファイルを自動的にスキャンしてくれる。

 今回はXperia rayで試してみたが、パフォーマンス低下は感じられなかった。またウイルス/マルウェアが存在する場合はまず警告が表示される。そのまま画面に従って対応するだけで削除等が済む。このあたりはPC版のセキュリティ対策ソフトを利用しているのならば、すぐに馴染める感覚だろう。

 常時意識する必要はないので、スマホの使い方を変える必要は当然ない。ピンチの瞬間を教えてくれるという認識でいい。

スキャン自体はインストールされているアプリ数によって変化するが、寝る前にセットしておけば、起床時には終了しているだろう

スキャンが完了したところ。脅威があればその旨表示される

その4:端末の位置追跡

 端末紛失・盗難時に役立つ機能で、GPS情報をもとにした「端末の現在位置」を知ることができる。マカフィーの専用ページに地図が表示されるので、視覚的にもわかりやすい。

 現在位置だけでなく、それまでの経過状況もわかるため、およその移動ルート把握にも対応している。視点を変えれば、スマホを持たせたお子さんの現在位置把握にも使えるだろう。変則的な使い方だが、そういった目的から「セキュリティとは何か」を考えるのもアリだ。

端末の場所はGoogleマップで表示される。地図は筆者宅の位置がモロバレなので、超広域地図だが、スマホのGPSが取得している位置がちゃんと表示される。リアルタイム追跡も可能なので、もしものときに便利だ

その5:データのリモート消去

 紛失・盗難された端末の回収が困難な場合の最終手段。ウェブサイト上から遠隔操作で「端末に記録されている個人情報を消去」できる。消去する情報は選択可能で、連絡先とSMS、写真、動画、SDカード、通話履歴から選択可能だ。

 なお、機能その2で紹介した通り、リモート消去できる情報のなかには自動バックアップに対応しているものもあるので、設定さえキチンと済んでいればクリティカルな被害は減るだろう(それでも動画など自動バックアップされないものはこまめにローカル保存するのが吉だ)。

 さらに、インストールしたアプリ情報、特に課金したアプリの情報はPlayストアに残っているので、安心して削除できるのも強み。ただし、キャリアメールの送受信履歴やLINEやSkypeなどの履歴はバックアップされないため、失うものもあることを覚えておこう。

ウェブサイト上から連絡先、SMS、写真、動画、SDカード、通話履歴を消去できる。欲を言えば、工場出荷状態に戻す選択肢も欲しいかな

その6:危険なサイトをブロック

 フィッシングやワンクリック詐欺などのネット犯罪に対しても効果を発揮する機能。ウェブブラウズ時に判断し、危険なサイトへアクセスしようとすると、警告が表示されるというもの。Android端末の場合、とくにURLがわかりにくいため、ありがたい機能といえる。

 またメールに記載されているURLにも有効な機能だ。「ん~このサイトは大丈夫かなぁ~」などと、アミバ様口調で警告を無視して突撃すると、筆者みたくうっかり踏んでしまうので気をつけてもらいたい。

ワンクリック詐欺は海外アダルトサイトの広告欄に気をつけるべし!(編註:経験者は語る)

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