3月16日、米ネクサンの日本事務所はNASストレージシステム「NST5000ファミリー」を発表した。中堅・中小企業をターゲットとするミッドレンジクラスの製品で、「NST5110」と「NST5310」、「NST5510」の3モデルを提供する。
NST5000ファミリーは、複数のSSD技術を用いたネクサン独自の「FASTier(ファスティアー)」を搭載し、透過的に動作。これにより、Hyper-VやXen、Vmwareなどによる仮想環境で実行されるアプリケーションを含むランダムなI/Oワークロードのパフォーマンスを最適なコストで実現するという。
また、省電力機能として「AutoMAID(オートメイド)」を搭載する。これは、あらかじめ設定されたポリシーに基づき、アクセスのないディスクの回転を抑制および停止することで消費電力の最適化を実現する技術。ディスクバックアップなどの一般的なアプリケーションの消費電力を、最大85%削減するという。
価格は、最小物理容量8TBのNST5110が202万円からなど。
NST5000ファミリー | NST5110 | NST5310 | NST5510 |
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FASTier SSD | DRAM SSD 8GB SLC SSD 100GB | DRAM SSD 8GB SLC SSD 1400GB | DRAM SSD 8GB SLC SSD 2800GB |
最小物理容量 | 8TB | 9TB | 9TB |
最大物理容量 | 62TB | 720TB | 1080TB |
最大ドライブ数 | 31台 | 240台 | 360台 |
最大Ethernetポート数 | 1GbE×12ポート、10GbE×4ポート | ||
ストレージプロトコル | CIFS、NFS | ||
メーカー参考価格(税別) | 202万円から | 653万円から | 955万円から |