3月15日、日商エレクトロニクス(日商エレ)はネットワークストレージ(SAN/NAS)を使わずに仮想化・クラウド基盤の構築を実現するアプライアンス「Nutanix Complete Cluster」の販売開始を発表した。
これは提供元である米ニュータニックス(Nutanix,Inc.)との、国内では初の代理店契約を締結したことによるもの。
Nutanix Complete Clusterは、x86プラットフォームに独自の分散ファイルシステムを搭載することでスケールアウトアーキテクチャを実現する仮想化専用アプライアンス。特徴の1つは、前述の通り、従来の仮想化環境の構築・運用でコストの大きな部分を占めていた、SANやNASといったネットワークストレージをシステム構成として必要としないことだ。
また、3月13日にCEO兼創業者が来日したFusion-io(参考記事)のSSD、10GbEインターフェイスを標準搭載しており、ハイパフォーマンスな仮想化環境を実現するという。さらに、仮想化・クラウド基盤に必要なストレージ機能(シンプロビジョニング、スナップショット、クローン、自動階層化、重複排除、圧縮など)も標準搭載する。