スマートフォンでデータを閲覧できる「WiFi Body Scale」
スタイリッシュな「WiFi Body Scale」は、無線LAN機能を内蔵しており、計測したその場でデータを自動アップロードしてくれるのが特徴だ。「Withings」のサイトでデータをグラフ化して閲覧できる。クールなデザインで、体重の変移が確認しやすい。ただ、メニューは英語表記のうえ、ウェルネスリンクと比べて機能が少ない。
「WiFi Body Scale」のもう1つのウリが、無料で公開されているAndroidやiPhone、iPadアプリだ。ウェブサイトと似たインターフェースで、計測データを簡単に確認できる。体重計に乗って、数十秒後にiPhoneでデータをチェックできるのは感動ものだ。
女性との会話にも役立つ。ダイエットもしくは体重計の話になったら、アプリでグラフを見せてみよう。女性ははっきり言ってこちらの体重になど興味はないが、自分が痩せられそうなギアやテクニックには食いついてくる。乗るだけで無線でデータが来るんだよとか言っておけば高確率で購入するはず。実際、知人の女性に何台か買わせた。そして、無線LANの設定ができず(失礼!)、お声がかかるというわけだ。
ちなみに、「HBF-208IT」と「WiFi Body Scale」のどちらも複数ユーザーを登録できる。一緒に住んでいる人がいる場合、全員で利用できるのだ。「HBF-208IT」の場合は1~4まで用意されているボタンを押してから計測するが、「WiFi Body Scale」はそのまま乗ればいいので簡単。体重などのデータから個人を判別しているようだ。似たような体重の人が乗った場合は、メッセージが出るので左足もしくは右足に体重をかけて選択する。
1ヵ月間で7.1kg減!
そして衝撃の結果
10月4日に88.7kgからスタートして、11月7日には81.6kgをマーク。約1ヵ月で7kg以上のダイエットに成功した。食べ過ぎたときやその翌日に体重を計測すると確実に重くなっているので、何となく食べすぎることが減ったのが原因だろうか。「iPod nanoを腕時計として利用する技」を実践がてら、ウォーキングにちょこちょこ出かけた効果もある。1週間ごとに、ベルトの使う穴の位置が内側になっていき、服のサイズも1周り小さなものが入るようになった。体調もすこぶるよく、このまま写真の体重(75kg)まで一気に行けるような気がしていた。前編で目標10kg減と謳ったので、もうちょっと粘ろうと決意したのが間違いだったのかもしれない。
11月中盤から、ぽちぽちと忘年会が入るようになってきた。筆者は飲食店も経営しているので、そちらの打ち上げなども増加。最初は、冷や奴と漬け物、ビールは避けてウイスキーのみで凌いでいたのだが、いつのまにかフルコースにワインを開けたり、ステーキにビールと突撃。安居酒屋では唐揚げにポテトフライ。年末進行が始まり、昼間は1日に1000歩も歩かない生活がスタート。どうせ減っていないからと体重計に乗る頻度が減り始める。
12月中旬に85kgを突破。いい加減、締め切りを過ぎているので、「6画面ディスプレーに出力できるPCを自作する技【後編】」にて謝罪と延期を書かせてもらった。
しかし、せっかくのイベントは楽しまなければと言い訳して、クリスマスイブ、本番、カウントダウン、正月、新年会とどんちゃん騒ぎを続け、結局、1月中旬には87kg。切腹ものだが、舌が肥えてしまってずるずると怠惰な生活を続ける。そして、現在は88.3kg。ダイエット結果は400gダウンという誤差程度の結果になった。何よりひどいのが、最初の1ヵ月で落ちた筋肉分は戻らず、そのまま脂肪になったと言うこと。そのため、体脂肪率はアップしているという最悪の事態に。
後編はまだかと編集部に突き上げられ、今回のアップとなった。ダイエット記事なのに、ダイエットが大失敗するという衝撃の結果になったことをお詫びしたい。もちろん、筆者の意志の弱さが原因。でも、体重計の便利さと素晴らしさは伝わっただろうか? ひどい結果が、説得力を減らしてしまったのなら、痛恨の極みだ。反省して、明日からがんばります。次世代機のレビューをお届けするまでには、必ず。いや多分……。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
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