AMDのサーバー向けCPU「Opteron」シリーズから、8コア採用でTDP65Wという省電力を実現したSocket AM3+対応CPU「Opteron 3280SE」が発売された。
この製品は、昨年11月の「Opteron 6200」「Opteron 4200」シリーズの正式発表の場で、2012年前半の出荷がアナウンスされていたマイクロサーバー向けとされる製品。「AMD FX」シリーズと同じく、最新のBulldozerコアを採用するもので、シングルCPU対応となる。なお開発コードネームは“Zurich”。
今回入荷したPC DIY SHOP FreeTによると「Opteron 3280SE」は、8コアでクロック周波数が2.4GHz、2次キャッシュ容量1MB×8、3次キャッシュ容量8MB、TDP65Wというスペック。Socket AM3+ということで既存のマザーボードとの対応状況が気になるところだが、同店によるとASRock製の「AMD 890GX」+「SB850」搭載マザーボード「890GX Extreme4 R2.0」でしっかりとBIOSがポストするのを確認したという。動作が保証されたわけではないが、低消費電力でマルチコアのCPUを楽しみたい人には興味深い情報だろう。
製品はトレイ版(バルク版)で価格は2万7480円となっている。
