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パナソニック、Let'snote「SX1」を生産する神戸工場を公開

2012年02月14日 11時00分更新

文● 大河原克行

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「タフ」と「クリエイティブ」を実現する第4世代

 パナソニックのLet'snoteシリーズは、1996年5月に第1号機となる「AL-N1」を発売してから、ちょうど15年目の節目を迎えており、2月24日に発売するSX1および「Let'snote NX1」は、第4世代の製品と位置づけられている。

 パナソニック ITプロダクツビジネスユニット国内営業グループの向坂紀彦グループマネージャーは、「パナソニックは、お客様の声を真摯に伺い、お客様と一体となって対応してきた。新製品のSX1およびNX1も、お客様とのパートナーシップで生まれた製品」と前置きしながら、「タフとクリエイティブという要素を徹底的に追求した第4世代の製品へと進化した」と語る。

 1996年の第1世代では「軽量/長時間」を追求。2002年のR1では、第2世代として、これに「頑丈」という考え方を加えたほか、さらに第3世代として、2009年から「高性能」を付加したプロフェッショナルモバイルへと進化。今回の第4世代では、「タフ」と「クリエイティブ」というコンセプトをこれに追加した。

 パナソニック AVCネットワークス社ITプロダクツビジネスユニットの原田秀昭ビジネスユニット長は、「SX1は、製品発表以来、大きな反響を呼んでいる」として、「パナソニックの2011年度のPCの出荷見通しは74万台となり、過去最大規模の出荷台数となる。2012年度は2桁増の80万台以上を目指す」と、事業拡大に弾みがついていることを強調する。

パナソニック AVCネットワークス社 ITプロダクツビジネスユニットの原田秀昭ビジネスユニット長

 現在、法人ビジネスが65%を占めており、量販店店頭での販売が30%、Web販売は5%の構成比。今後も、法人向けビジネスを軸として、業種・業界を絞った提案を進める姿勢を示したほか、アジア地域に進出する日本企業に対して製品を提供するアジアモデルの展開を開始し、「クロスボーダーでのセールスおよびサポートを提供していくことになる」(向坂グループマネージャー)とした。

国内における販売ルート別構成比

Let'snoteのアジアモデルへの展開

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